晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

北アルプス 唐松岳 ② 後立山で親子登山 2012.08.25-26

名残惜しい下山

 

<メンバー>
親子(おかんと)2人
      
<山域、形態>
北アルプス、ハイキング

 

<コース>
唐松山荘(7:30)~八方池(9:30)~八方池山荘(10:25)~八方スキー場ゴンドラ駅(11:10)


<1日目の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 ハイテンションの高年パーティーのおしゃべりのせいですっかり寝そびれてしまったので、早々に起きてしまう事にする。夜明け前に外にでると、もう既にヘッデンで唐松岳に向かう人の姿が。おかんを起こして、小屋裏の高台へ行く。

 

ヘッデンで山頂に向かう人たち

夜明け前

 

 小屋裏の高台は既にたくさんの人が御来光を待っていた。ここでも厚かましい中高年がいて、こちらの邪魔になるのを判っていてズカズカと前に割り込んでくる。本当に勘弁してほしい・・。

 

日の出を待つ人たち

 

 あまり腐っていても仕方がないのでおとなしく日の出を待つ。空が赤く染まり始め、雲の上からオレンジ色の太陽が顔を出すと人々から歓声が上がる。みんな一斉に写真を撮り始める。おかんも初めて、山上からの御来光を見て感激してくれたようだ。雲海の向こうにうっすらと富士山も見える。

 

御来光

富士山も見える

 

 日が登りだすと山肌もほんのり染まり出す。斜光線にくっきりと浮かぶ稜線をバックに記念撮影、いい笑顔だ。せっかくなのでもう一度唐松岳の頂上に行ってみる事にする。

 

唐松岳をバックに

白馬三山

 

 昨日はガスで良く見えなかったが今日は雲一つないいい天気だ。山頂に立つと山の影がくっきりと移っている。小屋の向こうには雲海が広がり、周囲の山に目をやると剱、立山はもちろん、遠く槍ヶ岳も確認できる。まさに絶景かな絶景かな。

唐松山荘の向こうに雲海

もう一度唐松岳

いつか歩きたいなあ

山頂よりパノラマ

 

 展望を十分堪能したので小屋に戻りゆっくり目の朝食を摂り下山する事にする。雲が無いのでおかんは展望を楽しみながら、私は夏の名残りの花の写真を摂りながらのんびりと下って行く。

 

コマクサ

さあ下山

綿毛になったチングルマ

五竜も見おさめ

雲の上にいるよ

 

 今日は八方尾根から白馬も良く見える。あそこの大雪渓は楽しいよ~、なんて話をしながら歩く。八方池まで来るとやはり観光客の大行列。帰りは木道を使って降りたので足の負担も少なかったようだ。

 

今日は白馬が良く見える

ハクサンシャジン

ホタルフクロ

ウツボグサ

ハクサンシャジン

 

 出発から3時間でリフトの駅に到着。おかんの歩きも安定してきた。「もう少しトレーニングして2泊歩けるようになったら行ける所がうんと広がるよ」なんて話をする。70才ぐらいまで山に夢中になってくれていれば当分は元気でいてくれるだろう。

 

さあ、もうすぐリフトだ

 

 下界に降りたら温泉で汗を流し、お蕎麦で打ち上げ。帰りの高速道路は事故渋滞で酷く時間が掛かってしまったが、何とか大阪行きの新幹線に間に合うように帰名する事ができた。

 

 今回、天気にも恵まれ、行程的にも無理の無いコース設定ができ大満足の山行になった。おかんにとっては初めての北アルプス、景色の美しさ、ダイナミックに感激してくれたようだ。これをきっかけにどんどん山歩きに出かけてくればいいのになあ。次はどんなリクエストがあるかなあ。