竜ヶ岳から静ヶ岳 シロヤシオは完全に裏でした 2012.05.27
シロヤシオの花は何処?
<メンバー>
サークル 6名
<山域、形態>
<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング
<コース>
茨川林道(焼野)(8:00)~太尾~長池(9:30)~白谷越(10:00)~竜ヶ岳(11:30)~県境分岐(11:50)~池・昼食(12:20~13:10)~静ヶ岳(13:20)~茨川林道(15:30)
前日の登谷は10時間を越えるハードな山行だったが、そろそろ泊まりの山行の訓練もしておかなくてはいけないなあ、と言う事でサークルの山行にドタ参を決める。集合場所の宇賀渓にはすでにメンバーの姿は無く、急いで登山口である茨川林道に向かう。ダートの林道を車が壊れるのでないかと心配しながら進むと焼野にメンバーの姿が。ほっ。
車のデポを待っていると関西圏ナンバーの車が次から次へと集まって来る。聞けば「関西ハイキング」29人パーティーが我々と全く同じコースを行く予定だという。先に行かれると大変そうなので急いで植林の斜面に取り付く。
植林の斜面から
尾根芯には立派な踏み跡があるのでそれを辿る。傾斜は穏やかなので散歩の様な気分で歩を進める事ができるが、後ろからやって来る大パーティーが気になってついついペースを上げてしまう。長池はこの所雨が少ないせいかヌタ場になっていた。
長池(ヌタ場になってた・・)
長池で休憩していると後続パーティーが追いついてきたので出発する。中高年の大人数パーティーなのだが、皆さんお元気で早い早い。ルートを逡巡しているとすぐに背後から足音、話し声が近づいてくるのでリーダーのK姉さんも焦って返って道を間違える始末・・。それでも美しい2次林の新緑の太尾は素晴らしく、鳥の声を聞きながらうっとりとしてしまう。
新緑の太尾
白谷越のザレはちょっとしたアトラクション。風化した花崗岩の痩せ尾根を平均台を渡るように歩いて行く。取り付きの急傾斜は上手く体重移動しないと滑って大変だ。後続のパーティーはここで補助ロープを出すようだ。少しは間をあけて歩けるかな。
白谷越のザレ
白砂青松
滑るなあ
Tやん ポーズ
再び樹林帯の中に入り、今度は高度差300mの急登。赤テープや薄い踏み跡もちらほらあり、何よりも登りなので迷う心配は無い。ふうふういいながら歩きやすい所を選んで高度を稼いでいく。いつの間にか石榑峠が下に見えるようになってきた。
石榑峠が見える
稜線が見えた
灌木帯を抜けると一面の笹の海になる。いかにも竜ヶ岳らしい風景だ。鹿道を頼りに笹をかき分け進んでいき、登山道に合流する。後はクジラの背の様な稜線を歩いて竜ヶ岳山頂へ。
笹原
クジラの背見たい
山頂は遠足状態1
山頂は遠足状態2
あまり騒がしいのは勘弁なので先に進む事にする。山頂から見る蛇谷源頭部はシロヤシオの木が青々とした葉をつけていた。白い花はほとんど見えない。あまり期待はしていなかったけど、ここまでとは。
シロヤシオはほとんど咲いていない(蕾も無い・・)
何度見ても無い物は無い・・
県境三叉路までの道でシロヤシオの花付きをチェック。咲いている木も無いでは無いが、蕾の数が少なく、まったく蕾を付けていない木も多い。こりゃ、来年に期待だなあ。三叉路を左に折れ、静ヶ岳に向かうと一気に人が減って再び静かな山旅になる。
県境稜線を進む
緑の美しい2重稜線
セキオノコバまでは行かずにその手前の池で大休止&昼ごはん。後続の大パーティーはもっと手前で昼食を摂っているようだ。聞こえるのは小鳥のさえずりと風の音だけ。静かだなあ。最近雨が少ないせいか、モリアオガエルのタマゴも数個見ただけだった。
池のほとりで昼ごはん
昼食の後は一気に静ヶ岳に登る。見慣れない方向から見る竜ヶ岳の姿関心する。尾根上には珍しいぶなのアガリコがあった。
竜ヶ岳(西から見たところ)
ぶなのアガリコ
下山は又川の右岸尾根を下降する。登ってきた太尾に比べると少々ヤブっぽく、大いに地図読みの勉強になるコースだった。コースアウトもほとんど無く茨川林道に着地。ただ、地図読みで手間取ったせいで後続のパーティーに追いつかれてしまった。
白いイワカガミ
ヤマツツジ(こいつはどこにでも咲いている)
緑の尾根を下降
今回のコース(クリックで拡大)