御池岳 真の谷テント泊 遅い春に新緑萌えず 2011.04.30-05.01
やっと見つけたカタクリ
<メンバー>
サークル(7名)
<山域>
<山域>
<コース>
GW前半のメインイベントは御池岳真の谷でのテント泊、今年は7名のメンバーが集まった。天気予報では2日目の5月1日は確実に雨だが、山泊が初めてのメンバーもいるし、何より「焚き火がしたい」という要望に応える形でテント泊を決行する。
コグルミ谷の登山口はガス工事のおかげで駐車スペースが皆無。すでにたくさんの車が路肩に駐車しており、我々も何とか滑り込ませる。
コグルミ谷を歩き始めていつもと景色が違うのに驚く。例年であれば萌えるような新緑が谷を包み、足元にはニリンソウが咲き乱れているのに今年は緑もまばらでニリンソウもちらほら。今年は雪がいつまでも残ったので春が遅いのだろう。
コグルミ谷を歩き始めていつもと景色が違うのに驚く。例年であれば萌えるような新緑が谷を包み、足元にはニリンソウが咲き乱れているのに今年は緑もまばらでニリンソウもちらほら。今年は雪がいつまでも残ったので春が遅いのだろう。
<いつもならこんな感じ>
コグルミ谷 新緑はチラホラ
ニリンソウもチラホラ
シロハナネコノメソウ
長命水辺り まるで晩秋
リス発見に沸きかえるメンバー達
雪渓が残る
カタクリ峠
昼食の後は御池岳散策の予定。明日は起床即下山となるので今日はしっかり歩いて置く事にする。まずはテーブルランドに向かって斜面を直登。登っていくとまだ福寿草が咲いており、雪が残っていた・・。
福寿草があった
テーブルランドを目指す
まだ雪が・・
テーブルランドは枯れ草の草原、空も曇りがちでなんだかさえない。雪を纏っていない青のドリーネもただの穴って感じだ。ここからのコースは土倉から真の谷へ下りてテン場へ周回する事にした。
化粧のはがれた青のドリーネ
草原を行く
土倉岳下降点
下降点からガレの急傾斜を一気に下りて土倉岳、そこからノタノ坂方面に下って行くと足元にはイワウチワが咲きだし、ようやく春らしい雰囲気を楽しむ事ができる。この辺りも見事なブナ林なので新緑の頃にはさぞかしきれいだろうなあ。
土倉岳への尾根
イワウチワ
鉄塔からは巡視路を使って真の谷に下りるつもりだったが、尾根を間違えてずいぶんと下流側、三筋の滝のすぐ上に着いてしまった。高度を下げるにつれ緑も出始め、やっとカタクリを見る事ができた。なんだかほっとしてしまった。
鉄塔
800m以下でようやく緑が
真の谷に降り立つ
ここからは真の谷を遡ってテン場まで。土倉谷出合いから下流は昨秋の茨川テント泊の時に歩いているが上流はもう何年も歩いていいない。以前の記憶に比べかなり荒れている印象で、崩壊地を巻いたりするのに手こずった。所々にキクザキイチゲの群落があった。
真の谷を遡る
結構な難路
テン場が近づいてくるともう既に煙が上がっている。見ると、泊地合流のBやんが既に焚き火を起こしていた。日帰り組みが二人いるので早々に夕食の準備。今日のメニューは「ぶたしゃぶ」と「とり鍋」そしてビール、焼酎、ワイン、etc。
大量の薪
今夜のディナー
K姉さんの鍋に舌鼓を打ち、とりあえずお腹が落ち着く頃に日帰り組みが下山する。今から下ればちょうど真っ暗になる前に登山口に着けるだろう。
日帰り組みを見送る
テン場独占なので薪は山のようにある。盛大なたき火を囲んで過去の楽しかった山、これから行きたい山、皆の近況。最近顔を見せないメンバーの噂・・。薪が尽きるまで宴は延々と続く。
焚き火の為にやってきたBやん
話は尽きない・・
そろそろお開きにしましょうか、といってテントにもぐり込んだ途端に雨が降ってきた。まあ宴会中に降ってこなかっただけ良しとしよう。
翌日は朝から雨。テントの中で朝食を摂り、一瞬小やみになった瞬間をねらってテントを畳む。雨の中の撤収はやっぱりつらい。
翌朝は雨中の撤収
後はガスに煙る登山道を下るだけ。足元がドロドロで気が抜けないが、なんとか1時間と少しで登山口に到着。昨日あれだけたくさん停まっていた車も我々のを残すのみとなっていた。
幽玄の真の谷
幽玄のコグルミ谷
麓に下りてくると時間は9時過ぎ。開店したばかりのアタントでモーニングを食べて解散。天気には恵まれなかったがたくさんの仲間と楽しい時間が過ごせた。参加の皆さんお疲れ様でした。
今回の地図