晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

尾鷲辻から大台ケ原 早春の台高深南部縦走② 2011.03.05-06

登る朝日

 

<メンバー>
サークル(4名)
      
<山域>
台高

 

<コース>
日出ヶ岳~正木嶺~尾鷲辻分岐~白サコ~地倉山~マブシ嶺~木組峠~(新木組み峠)~神明水~又口辻~橡山林道


 風が強くて何度も目が覚めた・・。寒さは1カ月前の御池よりもきつかったような・・。それでも朝は日の出前には目を覚まし、ゆっくりと朝日を眺める。天気予報では今日は下り坂のようなので早めに出発したい。

 

朝日が顔を出す

御来光

 

 手早く朝食を済ませたつもりでも、出発の時には太陽はすっかり登りきっていた。今日は昨日とは反対に左手に海を見ながらの歩きになる。ザックの重さは相変わらずだが下りベースなのでいくらかは楽だ。

 

さあ、帰ろう

立ち枯れの木と大峰

尾鷲の海

正木嶺と海

 

 白サコまでは忠実に尾根芯についているテープをたどる。登りもこの方が楽だったかも。やがてトロッコ道に行きあうと、今度はトロッコ道を歩いて行く。

 

ロッコ道を行く

再び巨ぶな

 

 帰りはアップダウンを極力少なくするために尾鷲辻を利用する。高低差を無くし上手く山腹につけられた道は昔の人の知恵を感じさせます。ただ、谷筋では所どころ崩壊しているのと、展望が無く退屈するのが難点か。それでも予定よりも早い時間にマブシ嶺を通過する。

 

尾鷲辻はトラバース道

マブシ嶺まで戻ってきた

今日もいい天気

 

 心配していた天気も思ったほど崩れないようだ。木組峠で昼食。帰路は来た道を通らず、尾鷲辻を忠実にたどって又口辻に向かう。気が滅入るような延々と続くトラバースにヘトヘトになってしまった。途中で飛行機の残骸を見た。

 

飛行機の残骸

新?木組峠の道票

延々とトラバース

 

 神明水でも水の補給はままならず、疲れた足を引きずりながらようやく又口辻に到着。そこからは一気の下りで林道まで。林道に降り立ったと同時にまるで計ったように雨がぽつぽつと降ってきた。

 

 台高南部のテント縦走は久しぶりに歩き応え(というよりもヘトヘト)のある山行だった。この辺りの雰囲気もつかめたので、この夏は光谷などに是非挑戦してみたい。

 

 この素敵な山行を企画してくれたK姉さん、ともに歩いてくれたTやん、Yさんに感謝の2日間だった。