台高 絵馬小屋谷 沢登り 2019.06.16
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 4名
<山域・形態>
台高・沢登り
<コース>
林道P(7:55)~行合(8:25)~五所ヶ滝下(9:20)~五ヶ所滝見物(10:10~10:25)~3段20m滝(11:30)~石谷滝(13:25)~白倉滝(13:50)~稜線(14:50)~ナンノ木平(16:20)~林道P(17:45)
本来なら1泊で大峰の沢に行く予定だったが土曜日が生憎の雨。仕方ないので日曜日の日帰り沢に変更する。土曜の雨は結構強く降ったので増水が心配だ。そこで、巻き主体で泳ぎの無い台公の絵馬小屋谷を選ぶ。ここは10月に遡行したことがあるので水を避けて進んで行けるはず。
林道終点に車を停め沢装備に身に着ける。幸い水は濁っておらず水量も遡行可能なレベル。右は4月に遡行した野江俣谷、今回は左俣に入って行く。
最初は緩い流れのはずだが、のっけから凄い水量。水没した岩を上手く使いながら進んでいく。行合のゴルジュはルートを見極めながら通過。
ゴルジュを抜けると谷は明るく開け美しい新緑が目に飛び込んでくる。水量が増え豪快になった観音滝を眺めたらこの谷の核心、五ヶ所滝を目指す。
両岸が立ってゴルジュ状になって来たなと思ったら前方からゴゴゴという音が響いてくる。前方には屈曲した岩壁からものすごい水の束が真横に噴き出している。凄い。ここは当然突破不能なので少し戻った左岸(右)から巻く。
しかし、この巻きルートで少しミス。普通に歩いて巻けるルートがあるのに少し手前の岩棚を選んでしまった。フォローで登っても結構怖かったのでリードしたいさおさんはさぞかし怖い思いをしただろう。申し訳ないです。
巻きながら五ヶ所滝を眺めるが、人間では到底、突破は出来ないだろう。一旦、滝の上に出た後、間際で見る為に右岸を下りる。深くねじれた岩溝を流れる水はとんでもない高さまでせり上がりながら流れている。このような奇怪なゴルジュが出来る訳が分かったような気がする。
五ヶ所滝の上も楽しい遡行は続く。技術的核心の3段20mは右側のクラックをカムで支点を取りながら突破。
水量が多く豪快な姿に変わっている石谷滝、白倉滝を超え(いずれも巻き)、白倉山と江股の頭の間の稜線に詰め上がる。あとは新緑で美しい稜線を爽やかな風に吹かれナンノキ平経由でスタート地点に戻った。
沢泊はできなかったけど、水量の多い谷を遡行し、これはこれでいい経験になったかな。
参加してくれたみなさん、ありがとうございました。