霊仙山 満開福寿草山行 2008.03.22

おしあいへしあい

<メンバー>

サークル

<山域>

鈴鹿

<コース>

落合-今畑-笹峠-近江展望‐(西南尾根）-霊仙山（最高点）-お虎ヶ池‐落合

　春分の日の前後、晴れた休日には、毎年なにかの行事のように霊仙山に出かけてしまう。今回もサークルの仲間といっしょに西南尾根に出かけることにした。

　この時期は鈴鹿三峠（鞍掛、石グレ、武平）が冬季通行止めなので滋賀県側へ行くのは関ヶ原周りとなるので大変だ。多賀町から河内風穴を超えて今畑に向かうと車でわずか十数分の場所だが、一気に山深い村といった雰囲気となる。天気もよく絶好の山日和とあってすでにたくさんの車が路肩に駐車している。車を少し奥の落合集落に止めて出発する。

　集落の中では節分草を見かけた。雨にうたれたようでかなり傷んでいる。一気に暖かくなったので節分草の時期もそろそろ終わりなのだろう。

登山口で見かけた節分草

　旧道から今畑集落へ上がる道が登山道になる。急斜面を九十九折りに登っていくと小さな平坦地があり、集落跡（廃村）が現れる。建物はほとんど残っていないがお寺だけがまだ手入れされているようだった。

今畑のお寺

　植林帯を抜け、周りが2次林になってくると左手に西南尾根の斜面がバーンと見えてくる。あの斜面を一気に上って稜線に上がらなければいけない。笹峠で少し休憩をしてから斜面に取り付く。

西南尾根の斜面

急斜面に取り付く

　天気は最高で雲ひとつない。少し登っただけで汗をかくほどの陽気。花粉症マスクのおかげで息が苦しいがジリジリと高度を上げる。目指すピークは少しずつしか近づいて来ない。

近江展望が見えた

　歩き始めて2時間を切る時間で近江展望に到着。お腹が空いたがここは休憩だけにしてもう少し先に進む事にする。

近江展望で休憩

　雲ひとつ無い青空の下に西南尾根の長大な稜線が横たわっている。たくさんの人が花を愛でながら歩いている。半数の人が地面に這いつくばるようにして写真を撮っている。我がパーティーも写真撮影ばかりでなかなか先に進めない。

雲ひとつない青空

写真ばかりで前に進めません

抜けるような青空　いいなあ

　近くのパーティーから歓声が上がる。何かと思って空を見上げると２条の飛行機雲がまるで空を飛ぶ竜の様に空に白いカーブを描いている。

残雪と飛行機雲

　主稜線から少し離れた丘でようやくお昼ごはんにする。この辺だけ少し雪が残っている。丘の周りも福寿草がいっぱい咲いている。食事もほどほどに写真撮影タイムに入る。写真を撮ったらお気まりのシリセードタイム。雪は少ないがせっかくヒップそりを持ってきたのだから使わなきゃ。

お昼ごはんだ～

全開～

押しあい圧し合い

岩陰から

残雪を使ってシリセードも

　再び主稜線に戻り、最高点めざし歩き始める。日差しはますます強くなり暑くなってきた。遠くに見える藤原、御池の雪もだいぶ溶けたようだ。

御池、藤原の雪もすっかり溶けた様子

咲き乱れる福寿草

　最高点までは広がる展望を楽しみながらの歩きになる。北側には雪のすっかり溶けた伊吹山、まだまだ白い白山、御嶽山が見える。

歩いて来たね～

思ったより雪も少ない

いい眺め

　最高点ではまだまだ沢山のパーティーが写真を撮っていた。ここでのんびり休憩タイム。

最高点でまったり

集合

　最高点から三角点に行ったあとはショートカットして大洞谷方面に降りていく。北側斜面には少し雪が残っており、シリセードには最高のゲレンデになる。しばらく童心に帰って遊びまくる。

シリセードも楽し

あぶないよ～

　お虎ヶ池の少し手前で登山道に復帰する。お虎ヶ池の雪もすっかり溶け、登山道は泥濘状態。今日は長靴でも良かったかな。

お虎ヶ池

　お猿岩から新しく出来た道を使って一気に高度を下げる。途中の道にはミヤマカタバミが一輪。汗拭き峠付近にはたくさんのミスミソウが咲いていた。

ミヤマカタバミ

ミスミソウ

ミスミソウ(アップ)

　芹川沿いの暗い林道を林で下ると汗拭き峠から３０分と少しで落合集落に到着。やれやれお疲れ様でした。

　今日は天気がよく、展望、花、シリセードをいっぺんに楽しめた会心の山行。いいコースは何回来てもいいもんだなー。来年もまた来ようっと。