藤原岳 たまには一人で花見山行 2008.03.29
セリバオウレン
<メンバー>
単独
風は少し冷たいが空は晴れていて気持ちいい。
杉の植林帯を抜けると足もとに白い花がちらほら表れだした。ヒロハノアマナだ。最初に見たのは閉じているのが多かったが、太陽が昇るにつれ徐々に開きだし、そのうち、足の踏み場に困るほど登山道横に咲きだした。
最初の小ピークで少し休憩。みると節分草が咲いていたが、ずいぶんくたびれていた。雪や雨にやられたのだろう。このあたりの節分草は盛りを過ぎたようだ。
福寿草もほとんど見られなかったが、ミスミソウ、スハマソウがたくさん咲いていた。ミヤマカタバミも一緒にここも足の踏み場がないくらい。
ミスミソウ、スハマソウが見られなくなったなーと思いながら少しづつ高度を上げていくと、今度はセリバオウレンが現れた。数百メートルの標高差でうまく住み分けしているなと関心する。この辺りから風が出始め、花が揺れる。写真を撮るのに一苦労。
セリバオウレン②
標高800mを超えると残雪が出てきて花見はいったん小休止となる。頂上までの200mは雪解けでゆるんだ急斜面をスリップと闘いながらの登りになる。
それでも日当たりのいい斜面では雪は無くなり、福寿草、節分草がちらほら見えだした。予想に反しパラパラと雪が振り出した程の気温なので、福寿草は半開きの状態。
セツブンソウ
最後のガレを詰め、展望がよくなるとすぐに藤原岳の展望丘に到着。予想通りすごい人出だ。中にはスニーカーにジーンズという軽装のハイカーも見られる。例外なく靴、ズボンの裾がドロドロ、中には尻もちをついたらしく、お尻に大きな泥を付けている人もいる。この時期の藤原はドロドロ道になるので、長靴が正解なのである。
藤原山荘方面
藤原山荘もすごい人出・・・ここで屋台を出したら儲かるかな~なんて考えながら昼食タイム。湯を沸かすのが面倒なのでおにぎりをお茶で流し込んで終了。単独のときはこの辺が気ままでいい。
春の半径
蕾
天狗岩から展望丘
鉄塔越しに御池岳
帰りは白船峠を経由せず、鉄塔巡視路を使って少しだけ近道。坂本谷分岐には数人のパーティーが思い思いに下山を始めていた。
中電の作業小屋?
藤原簡易Pに降りないといけないので、山口浄水場ではなく、小向山経由で木和田を降りる。最後の植林の中の急斜面は足に堪えたがなんとか国道306に合流。藤原簡易Pで車に乗り、自転車を回収した後、あじさいの湯に使って、集いの場所へ向かう。