晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

乗鞍高原 スノーシュー足慣らし 2008.02.16

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善五郎の滝


<メンバー>

サークル

 

<山域>

 

<コース>
乗鞍高原観光C-善五郎の滝-牛留園地-あざみ池-一之瀬-乗鞍高原観光C


 昨年に続き2度目の上高地スノーハイクを企てた。前日は乗鞍高原の宿に泊まり、翌日の早朝から上高地に向かうというスケジュール。まずは乗鞍高原に向かう為に車を東へ走らせる。

 

 天気は快晴で高速道路から見える中央アルプスの山々が美しい。今日はどんな景色が見られるんだろうかとワクワクしながら松本から山の中へ入っていくとだんだん曇ってきた・・。

 

 天気予報では夜は一時雪が降るだろうと言っていたのでここまでは想定内。気落ちすること無く、宿でスノーシューを借りて乗鞍高原観光Cに移動。スノーシューを装着し出発準備OK。しかし、ここで雪が降り始めた。

 

 視界も悪く、長時間歩くのは無理と考え、一番の見所「善五郎の滝」に最初に向かう。民宿や旅館が立ち並んでいるところから少し脇に入り踏み後を辿ると看板が現れる。さらに急斜面を谷に下りると轟音が聞こえてくる。

 

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轟音が聞こえる

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ハイポーズ

 

 半分凍った流れの上にかかった橋を越え、スノーシューを外して階段を上がると氷結しながらも轟音と水しぶきを上げて流れる善五郎の滝が現れる。高さ10m、幅15mほどはあるだろうか。

 

 積み重ねられたように成長した氷の壁が目の前に立ちはだかり薄く青く光っている。観光スポットとしてあまりにもメジャーなところのようだが、さすがに圧巻だ。しばらく見とれる。

 

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氷の芸術・・

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アップで

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記念撮影

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名残惜しい

 

 いつまでの眺めていられそうだがじっとしていると寒いのでスノーシュハイクを再開する。一旦、道路に出た後、国民宿舎の横から再び森の中に入る。

 

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さあスノーシューの練習です

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白樺

 

 牛留のあたりから徐々に下りとなるが、さすがにスノーシューハイクのスポットだけあって、しっかりとしたトレースが出来上がりあまり面白くない。せっかくなので緩い下り斜面でわざとトレースを外し、新雪の感触を楽しむ。

 

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新雪は楽しい~


 あざみ池は完全に凍結した上に雪が積もり、看板が無ければ池かどうかは全くわからない。この辺りまで来ると牧場のようななだらかな広場で、スノーシューハイクにはうってつけ。ただ、若干人工的な感じがする。雪だるまを見つけた妻ははしゃぎ回っている。

 

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あ、雪だるま

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駆け寄る妻

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この下は雪なのね

 

 あとは無人の高原を歩いて乗鞍高原観光Cに戻る。夏は食堂やキャンプ場の管理棟と思われる建物がいくつか現れるが、人がいないので何処と無くさびしげだ。天気はゆっくりと下降しており、雲はだんだん厚く、雪が降るスピードも上がってきた。そろそろお開きにしましょうか。

 

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静かな一ノ瀬園地

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ここでも新雪歩き

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だれもいない

 

 観光Cの駐車場で装備を片付けて宿に向かう。明日の天気が気になるがここまで来たら、じたばたしても始まらない。せっかく屋根と風呂と布団のあるところで泊まるのだからゆっくり暖かい夜を楽しもう。土産物屋でおみやげ用のワインを買って今夜の宴会に備えることにした。