晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

伊吹山 雪は何処へいった・・? 2008.01.20

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      雪が無い・・(今年も)

 

<メンバー>
サークル

 

<山域>

 

<コース>
1合目-(ゴンドラ)-3合目-伊吹山山頂-3合目-(ゴンドラ)-1合目

 

 今年も雪をもとめて伊吹山に向かった。ここ数日、ぐっと冷え込んでいたが雪が降った様子も無いので、半分は期待していなかったが、関が原から見上げた伊吹山には案の定雪は無かった・・。

 

 まあ、それでもせっかく来たのだからと3合目に登るゴンドラに乗る。スキー場は営業できないのだが、休日はハイカーのために動かしてくれているようだ。お客(我々)が来てからモーターのスイッチを入れているようだ。

 

 3合目のスキー場に来ると軽快な音楽が流れているが、目の前には茶色い草原と茶色い伊吹山がドーンと見えるだけ・・。寂しいなーと思いながら、雪が無くてデコボコゲレンデを歩き出す。

 

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3合目より伊吹山 今何月?

 

 空はどんより曇り今にも泣き出しそうな天気だったが、こんな日にもハイカーが結構多い。5合目小屋前で休憩すると以外に視界が良好で、鈴鹿も琵琶湖も比良も良く見えた。

 

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5合目より 鈴鹿が見える

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琵琶湖が見渡せる

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鈴鹿の山にも雪は少ない

 

 登山道は九十九折の道を延々と登っていくだけなのですごく単調だ。徐々に高度が上がり、徐々に景色が変わってくる。道には踏み固められた雪が氷となって残っているので注意が必要だ。

 

 いつの間にかガスが漂い始め、目の前の鈴鹿の山も見えなくなってしまった。

 

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ガスが漂い始めた

 

 登り初めから約2時間弱で山頂に到着。山頂には少し雪が残っていたが、ところどころ地面が露出しなんともさえない冬景色。樹氷も無い。

 

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山頂の様子

 

 それでも吹き溜りには1mを越える雪が残っていた。多分、正月からとけ残っている雪だろう。小屋の影で風を避けながら昼食をとる。暖かいラーメンがとてもおいしい。

 

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吹き溜まりはこんな感じ

 

 時間がたっぷりあるので昼食の後は自由時間。初めてのワカン体験、初めてのアイゼン体験のメンバーもいて、雪の感触を楽しんでいる。ヒップソリを持ってきたメンバーはわずか数メートルの斜面を見つけて、早速シリセード。

 

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でもハイカーは結構多い

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わずかな雪でもしっかり遊ぶ

 

 そうこうしていると粉雪が舞って来たので下山することに。人の声がするほうを見てみるとわずかな雪面でたくさんの人が確保の練習をしていた。人が多いなーと思ったらどこかの山岳会の雪上訓練だったのだ。雪が少なくて残念そうだ。
 

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 寒くなってきたね

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溶けた雪がつららに

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わずかな雪で雪上訓練

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記念撮影

 

 下山は用心の為、アイゼンを装着。それもすぐに雪がなくなってきたので8合目で外す。あとはひたすら歩くだけ・・。本当は一気にシリセードで滑って降りるはずだったのに・・。

 

 昨年に引き続き雪の無い冬の伊吹山を体験した。ここまで来ると温暖化の影響を感じない訳には行かない。鈴鹿で雪遊びが出来なくなるのはそう遠くないのかもしれない・・。