御在所 台風一過で汗かき山行 2007.07.16
夏空
伊勢湾も良く見える
地蔵岩を越え、キレットに到着すると休憩する人で大混雑。正直、夏の鈴鹿にこれほどの人がいるのに驚いた。ヒルのいないこの山域に集中するのか、夏のアルプスのトレーニングか、こんなに人に会ったのは3月の藤原岳以来か?
キレット上は大混雑
キレット下降は大渋滞
頂上したの岩場まで来ると一気に視界が広がる。澄んだ空気の向こうに伊勢平野、伊勢湾が広がる。空の青と海の青の鮮やかなブルーが広がる。かにの横ばいを通過し、一気に頂上へ。空気が澄んでいるせいか、隣の鎌ヶ岳がずいぶん近くに見える。
かにの横ばい
鎌ヶ岳
山上公園はいつもながら、ロープウェイで上がってきた観光客とハイカーの入り混じる不思議な世界。日差しが強いが空気は割りと乾いており、地上に比べずいぶん過ごしやすい。ロープウェイ駅の温度計は18℃だった。
赤とんぼ
海が近く見える
割り堀状の国見峠への道は、昨日からの雨のせいで半分沢のようになっていた。国見峠から登り返し、藤内壁を背中に見ながらひと登りすると樹林の中に石門が現れる。
石門
石門はその名の通り、巨石の門で国見岳頂上付近の奇石群のひとつ。いつ見ても、自然に出来上がったものとは思えない、不思議な光景だ。待ちに待ったお昼ゴハンは石門の上で食べることに。
ゴハンを食べながら夏休みの計画や夏山の話で盛り上がる。北海道に行くメンバーもいて、すごくうらやましく思う(今年は何日休めるかなー)。デザートにケーキまでいただき贅沢なひと時。のんびりしていると雲行が怪しくなってきたので下山に取りかかる。
帰路は国見尾根。天狗岩やゆらぎ岩など見所が多いが、急降下の尾根は結構きつい。最後はうっそうとした樹林の中を黙々と下ることになり、雨が降り出した事もあって、足だけを忙しく動かす。
天狗岩
沢音が大きくなり、樹林が開けたと思ったら藤内小屋の脇に出た。いつも賑わっている小屋を抜けると雨も本格的に降ってきた。
中道への分岐を見落としてしまい、結局スカイラインを歩いて車まで戻ることに。幸い雨足はそれほど強くはならず、どうせ汗でビショヌレなので気にならない。
スタートから約6時間で車に到着。やれやれご苦労様でした。