晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

夏の終わりに 最後?の愛知川 2006.09.03

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スイーム スイーム (七丈淵にて)


<メンバー>

サークル

 

<山域>

 

<コース>
朝明~ハト峰~白滝谷出合~天狗滝~ヒロサワ~ハト峰~朝明

 

 ついに8月は終わってしまい、朝夕は空気がひんやりしてきた。しかし、太陽が出ている間は夏がまだ頑張っている。今日はピーカンの晴天で、やっとサークルのみんなと愛知川に来ることが出来た。

 

 思えばこの企画の為、今夏は下見に行ったり、雨の中トライしてみたり、ずいぶん愛知川の水を飲んだものだ(計3回)。この苦労に免じて今日の山行は何とか楽しいものになって欲しい。

 

 そんなことを考えながら朝明Pを出発したが、空はピーカンで入道雲が湧き上がっている。これなら大丈夫。しかし、愛知川はこれでこの夏4回目、いい加減飽きても良いのだが、やっぱり仲間と歩くのは楽しい。ワクワクしてくる。

 

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ピーカンの朝明

 

 急斜面を比較的ゆっくりと、しかし、休むことなくハト峰まで駆け上がる。歩き始めてから1時間程。8人パーティーの割りにはいいタイムだ。ハト峰ではお決まりの記念撮影。

 

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ハト峰での記念撮影


 ハト峰から白滝谷出合までの道も、もくもくと降りて行く。のんびり歩くのいいのだが、今日は泳ぎが目的である。なるべく無駄な時間はなくしていこう。何回か来た事のあるメンバーも「こんなところ歩いたかなー」なんていっている。やっぱりメインは愛知川の青い流れと白い岩である。ハト峰から1時間半ほどで白滝谷出合に到着。ここで昼食と着替え。

 

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白滝谷出合の白いブランコ


 白滝谷出合の河原では蜻蛉がずいぶん飛んでいる。前回まではカワトンボばかりだったが、アキアカネだろうか。もう山では秋がそこまで来ている。Bヤンの頭に蜻蛉が止まった。

 

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蜻蛉にもモテル Bヤン

 

 昼食の後、さっそく着替えて水に入ると思ったよりも冷たい。気温はそこそこ高いはずなのに。でも寒くて震えるほどでは無く、気持ちいいといえるぐらいの水温。沢は今日が初めての二人もなんとかついて来れそうだ。最初の淵をザックを浮き袋代わりに泳ぐ。

 

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意外にも水は冷たい

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でも泳ぎは楽しい

f:id:ikuyayuuki:20200609213848j:plain背泳~!

 

 谷尻谷出合で、いつものようにチョックストーンの滝を撮影。去年はこの釜でも散々に遊んだが、今年は水が冷たいのでちょっと滝下に行くだけ。昼なので太陽が真上から差し込みキレイに輝いている。

 

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谷尻谷出合

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シャワー

 

 ここからは、泳ぎとゴーロ歩きを繰り返し進む。沢靴を初めて履くメンバーは、フェルトの感覚がいまいちつかめないようで、滑らないかおっかなビックリで歩いている。
上から下ってきた方に写真を撮ってもらう。

 

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恐る恐る

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寒いけど笑顔~


 泳ぎでは若干の水の冷たさはあるが、やはり楽しいのが勝ってしまう。なんだかんだといいながら天狗滝へ到着。前回に比べ水量は多いように感じるが、やっぱり淵が浅くなっているようだ。(この現象は数年前から続いているらしい。なんの影響かはわからないが、いずれこの美しい渓谷も埋まってしまうのかと思うと悲しい気分になる)

 

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泳ぎっぱなしのBやん

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あらっよっと

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天狗滝(淵がずいぶん浅くなったようだ)


 天狗滝で直登を試みてたりして遊んでいると、滝の上にひょっこり見覚えのある顔が現れた。やまぼうしさんご一行だ。ヒロ沢から下ってこられたようだ。滝の上と下で挨拶を交わす。

 

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滝の上でご挨拶

 

 天狗滝では幾つかのパーティーが泳いだり、直登したり、飛び込んだりしている。我々はずいぶん体が冷えたので、テラスでお湯を沸かしティータイムにする。今日は留守番の妻がバターケーキを持たせてくれた。これが皆に評判が良い。私の株も少しは上がったか?

 

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水遊びを楽しむパーティー

 

 天狗滝は巻き上がり、ヒロ沢を目指す。七丈淵、ウォータースライダーの滝と一通り遊んだあと、ようやくヒロ沢に到着。もうずいぶん時間がたっているのでヒロ沢は静だった。

 

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天狗滝の巻き道

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再び静寂へ

 

 ここで、登山靴に履き替え、ハト峰越えで朝明に向かう。滋賀県側からの登りは傾斜もゆるく、比較的ラクチンだ。45分ほどでハト峰に到着。朝明駐車場についたときには、車もずいぶん少なくなってきた。乾いた服に着替えて解散。

 

 少し寒かったが何とか沢の季節に滑り込みセーフといったタイミングだった。楽しい山行になり、ほっと胸をなでおろした。

 

 今日一日付き合ってくれた仲間達に感謝。