台高 黒倉又谷 沢登り(中退) 2023.08.27
青い釜を泳ぐ
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 10名
<山域・形態>
台高・沢登り
<コース>
筏場P(9:00)~黒倉又出合(9:30)~黒倉又谷遡行~Ca650m・昼食(12:00~12:30)~エスケープ~杣道(13:15)~白倉又谷出合(14:15)~筏場P
8月まだまだ暑いうちに綺麗な沢で泳ぎたいと大峰、前鬼川を目指します。前夜泊地では雷がピカピカ光っており、嫌な予感がしましたが翌朝はやはり曇り空。不動七重の展望地に着く頃にはシトシト雨が降ってきました。
こんな天気で泳いでも楽しくないので転進。携帯で雨雲チェックをすると川上村まで北上すれば何とか雨が避けられそう。なので短時間で遡行出来る黒倉又谷に行くことにします。
黒倉又は16年前に台高の沢デビューの思い出の沢、6年ぶり6回目。
<2007年の記録>
筏場に車を停めて本沢川沿いの遊歩道を歩いて黒倉又谷の出合いまで。2000年代初頭に環境省が気合を入れて整備した名残り(筏場から大台ヶ原への登山道は現在通行止め)のきれいな石畳を歩いていきます。
筏場Pから出発
筏場道(ところどころ崩壊しています)
黒倉又谷の出合いからはいきなりゴルジュが始まります。釜の奥に関門のような細い溝状に取り付くまでがポイントです。3チームに分けて順番にトライします。
あの溝の中に入りたい
前日の雷雨のせいか水量多めで悪戦苦闘。細かい側壁のホールドと激流の下にあるスタンスをうまく見つけて突破しました。
水中のスタンスをうまく見つけた
ここまで行けばこっちのもの
溝に入ってしまえばこっちの物。スラブを斜上し滝の上まで登ります。その上の斜滝も沢靴のフリクションを利用してペタペタと登って行けました。
スラブを登っていく
ここも流れの横を登っていける
その上のゴルジュは巻き
巻きルートは分かりやすい
ゴルジュを抜けてからも小滝とナメが連続する楽しい区間。太陽も照ってきて沢がキラキラ輝いています。簡単な初級沢ですが水量多めで面白さアップ。みんなでワイワイとシャワークライミングを楽しみます。転進して良かった~
全身で登る
フォローしようか?
ナメも大迫力
水量多し
青い釜を泳ぐ
シャワーを楽しむ
ところが事件発生。遡行してまだ半分も来ていないのになべちゃんが足を痛めてしまいました。何でもない所で軽い肉離れになったみたいです。
幸い何とか自力歩行出来そうなので、なべちゃんと一緒に離脱する事にします。フォローにはふみふみさんが付いてくれました。(遡行継続組はいさおさんにリーダーを任せます)
ここで事件発生
地形図で傾斜の緩そうな場所を選び左岸の杣道まで100m程登り返します。すぐに植林帯が現れ思ったよりも容易に杣道にたどり着く事が出来ました。
後はゆっくり歩いて筏場まで戻ります。なべちゃんの足は急いで病院に行くような状況では無いので遡行継続組を待つ事に。退屈なので河原でのんびり昼寝していました。
本隊は楽しく遡行継続1
本隊は楽しく遡行継続2
本隊は楽しく遡行継続3
本隊は楽しく遡行継続4
植林小屋跡で遡行打ち切り
杣道で戻る
2時間程で本隊が戻って来たので一安心。着替えて川上村の道の駅で解散しました。
予想外の雨での転進、転進先では負傷途中エスケープと個人的にはイマイチな一日でしたが、他のみんなは楽しく遡行出来たみたいなので良かったかな。
参加の皆さん、ありがとうございました。