痛恨・・ 台高 白倉又谷 救助要請 2015.07.28
7月26日、絶好の沢日和。大台ヶ原の白倉又谷で痛恨の負傷事故を発生させてしまいました。
初心者を含む9名で林道終点から入渓。
下部ゴルジュを通過中、左岸の巻き道から仕事道へ上がろうと1mほどの段差を登った際、足場の岩が崩れ落石。下で待機していたメンバーの右足に当たってしまいました。
痛みがひどく自力で歩けなさそうだったので、背負い搬送で筏場まで搬出し(約1.5時間)、救急車を要請し、病院に運びました。
幸い怪我は傷口を縫った程度で、帰宅時は自力歩行が出来る状態でした。
今回は杣道がすぐ近くを通っていた事、ゴルジュだったのであまり進んでいなかった事、メンバーが多く救助のマンパワーが十分だったこと、黒石谷の管理事務所で電話が借りられた事、などラッキーが重なり、最悪の事態は避けられましたが一歩間違えるとぞっとします。
原因はメンバー全員に落石の危険及び対処方法(位置取りなど)を周知、徹底できていなかった為と考えています。
今まで、沢の楽しさばかりをみんなに伝えようとしてきましたが、同時に怖さ(危険性)を伝える事がおろそかになっていました。
これで、パーティーの事故は2度目。気を引き締めるとともに、救助、一時処置、などの訓練をしっかりやらないといけないと強く感じました。
皆さんもお気をつけて沢、山をお楽しみください。