晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

台高 名倉谷川 中ノ谷川第一支流 沢登り 2023.06.10

今日は水線を攻める

 

<メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 6名

suzuhai.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

台高・沢登

 

<コース>
中の谷橋(7:30)~中ノ谷遡行~大タイ滝(8:20)~第一支流出合(9:30)~Ca600二俣・昼食(11:00~11:30)~Ca820m二俣(13:15)~P1105の尾根(14:10)~迷い岳登山道(16:15)~林道終点(16:30)~中ノ谷橋(17:15)

 

 大峰の岩屋谷に沢泊でチャレンジの予定でしたが土曜日夜から雨予報。泣く泣く日帰り転進します。行先は2年前に時間切れで途中撤退した中ノ谷第1支流。今回は果たしてリベンジできるか。

 

<2020年の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 スメールに集合し、中ノ谷橋まで移動。林道から作業道を少し歩き適当な所で入渓。水はとても美しく、ヌメリもありません。

 

水がきれい~
そんなに冷たく無い

 しばらく進むと谷の幅が狭くなり小滝が出て来ました。ここは迷わず水線を進みます。そう、今日の合言葉は「水線で行きます」なのです。 

 

ちょっとしたゴルジュ状に
水線を攻める

 奔流の大タイ滝を左から巻き上がるとまたゴルジュ状に。今度は泳いで突破します。水は冷たいですが気持ちいい~。

 

大タイ滝
左から巻く
泳いで突破
後続はロープで引き上げ

 その後もゴルジュを進んで行くと空が明るくなり薄日が差してきました。今日は小雨混じりも覚悟していたのにうれしい誤算。緑が映えます。

 

ゴルジュを進む
日差しが出て来た

 プール状の大きな釜を泳いで超えたら第一支流出合の大滝に到着。ここまでの2時間だったのでまずまずいいペースです。ひとしきり滝を眺めたら左岸から巻きにかかります。

 

プール状の釜を泳ぐ
第1支流出合の滝
左岸の尾根を巻き上がります

 巻きは難しい登攀はありませんが、落ち葉の積もった急斜面は神経を使います。慎重に高度を上げ植林帯になったら落ち口の方へトラバース。ちょっと登りすぎたのかその上の滝も一緒に巻いてしまいました。

 

 ここからは滝が続きます。20m滝は中段まで右から巻き気味に登り、上は滝身の右側を直登。

 

20m滝

 次の15mほどの滝は落ち口がいやらしそうだったので右から巻き上がりました。その後もゴルジュになり、小滝が連続するので積極的にシャワーを楽しみます。

 

右から巻き
樋状斜瀑
シャワーを楽しむ
水線を攻める

 前回、撤退判断をしたCa600mの二俣には11:00に到着。これなら今日は最後まで抜けられそう。少し早いですがここで昼食休憩。
 ここでもうすぐ誕生日のなべちゃんにサプライズのバースデーケーキ(こっそりてつやさんが準備してくれていました。できる男は違うなあ)。谷底にバースデーソングが流れます。

 

なべちゃん、うれしそう

 昼食後も滝が次々と現れるので楽しく水線攻め。途中、フリーで登ったなべちゃんが落ち口付近でフリーズしてしまったので、てつやさんがすかさずカバーします。何だかいいチームになってきたなあ。

 

フリーで攻めるなべちゃん
寒くなってしまったので左から越える
まだ滝
水線攻めます
緑が美しい
ロープを出して登る
まだまだ滝が・・

 Ca820mの二俣を左に入り、途中からP1105から東に延びる尾根に乗ります。そして北に延びる尾根を辿ってP940の手前を左折。ちょっといやらしい急斜面を下って迷い岳の登山道に降り立ちました。

 

尾根で休憩
急降下
登山道に出た

 途中、唐谷川でクールダウン。林道を歩いてスメールまで戻ります。スムーズに遡行したつもりでしたが10時間弱かかってしまいました。今日も良く遊びました。

 

クールダウン
林道到着

 中ノ谷第1支流は終盤まで滝が連続する楽しい谷でした。ガイド本に載っている本流よりも見どころがあるかも。チームワークもいい感じになってきたので、どんどん難しい谷にチャレンジしていきたいなあ。

 

 参加の皆さん、ありがとうございました。