晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 元越谷 沢登り体験会 2023.06.04

エメラルドグリーンの釜

 

<メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 9名

suzuhai.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>

<コース>
大河原橋(8:15)~猪足林道~入渓(8:40)~元越大滝下(9:40)~仏谷出合・昼食(11:55~12:30)~県境稜線(13:20)~水沢峠(13:40)~登山道~大河原橋(15:35)

 

 今年も沢登り愛好家を増やそうと元越谷で沢登り体験会を企画します。個人的には通算17度目の元越谷遡行(ギネスに載らないかな?)。

 

<2022年16回目の元越谷>

 

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 残念ながら入会を希望する沢ガールから応募はありませんでしたが、せっかくなら一度沢をやってみたいというサークル内の元ガールを含めた9名が集まりました。

 

 鈴鹿スカイラインから大河原橋を経由し、猪足林道を30分ほど歩いてから入渓します。

 

林道をゾロゾロ歩いて

 

 谷に降りると天気は上々、水量多めで初めてのメンバーは少し緊張気味。若大将のなべちゃんを先頭に遡行を開始します。

 

さあ、緊張の遡行開始

 

 ウォーミングアップがてらにゴーロを少し歩き、堰堤をいくつか巻き上がります。元越谷一番の難関になる最終堰堤の巻きは左側に土砂が堆積していたのでそこから比較的簡単に巻く事が出来ました。

 

どっちから行こうかな

両岸が立ってきた

最終堰堤

左から巻いた

 

 堰堤を巻き終わると美しい釜が現れます。ここは右からへつって突破。今回、泳ぐメンバーはいませんでした。

 

右から経吊って超える

 

 谷の中は新緑と水面が太陽の光でキラキラと輝き、何だか緑のトンネルの様です。前の方から何やらミストのようなものが漂ってきます。

 

緑のトンネル

 

 ミストの正体は元越大滝から漂ってくる水煙でした。かなりの水量で釜を渡って集合写真を撮るのも一苦労です。

 

元越大滝

釜も水量多い~

集合写真

大迫力

 

 巻きは左岸のルンゼをよじ登ります。木の根がしっかりとした手掛かりになるので、それほど難しくはありませんが、人数が多いので時間がかかります。

 

巻きスタート

木の根を頼りに

 

 大滝の上からは鈴鹿の宝石箱と呼ばれる美しい廊下。木漏れ日と白い岩でキラキラする谷をワイワイと進んでいきます。

 

美しい廊下

 

 途中のへつりは水流が多い事もあってちょっとスリリング。なべちゃんはおばちゃんであろうがにいちゃんであろうが優しくフォローしています。先輩沢屋の鏡です。

 

緊張のへつり

にいちゃんも優しくフォロー

 

 水量多めでアトラクション指数アップ。何回も来た事のあるベテランメンバーも楽しく遡行していきます。ちょっと遊び過ぎたので昼食休憩は仏谷出合い。

 

水量多めで楽しさアップ

ワイワイ

仏谷出合いでランチ休憩

 

 仏谷出合いから先はちょっとした滝が出て来るのでスリングで補助しながら遡行していきます。みんな怖がらずスムーズに通過。

 

小滝も果敢に攻める

確保してるから大丈夫

水線攻め

 最後の滝を越えると源流の雰囲気。小川のようになった谷沿いを歩き、やぶこぎ無しで稜線に飛び出します。あとは県境稜線を歩いて水沢峠まで。峠からは登山道を歩いてスタート地点まで戻りました。

 

ギンリョウソウ

県境稜線

廃林道

 

 梅雨入り前の晴天の下、9人のメンバーでワイワイと行く元越谷は17回目だったけれどやっぱり楽しかった。これで沢好きメンバーが増えてくれたらうれしいんだけど。

 

 参加の皆様ありがとうございました。