晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 矢原川 左俣遡行~中俣下降 2023年沢初め 2023.03.21

あらら、どっち行くの?

 

<メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 4名

suzuhai.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>

坂本棚田P(6:50)~矢原川入渓(7:35)~下不動滝下(9:25)~上不動滝下(10:10)~Ca675m二俣(10:30)~仙鶏尾根(11:05)~中俣下降点(11:20)~Ca585・昼食(11:55~12:25)~登山道(14:20)~坂本棚田P(14:55)

 

 春分の日を絡めて槍ヶ岳を狙っていまいたが、メンバーが上手く集まらず断念。今年の雪山シーズンは本当に消化不良・・。

 

 で、雪山には見切りをつけ鈴鹿の矢原川に沢登りに出かけます。何事も切り替えが大事です。

 

 坂本棚田の駐車場にはミツマタの花目当てのハイカーの車が数台停まっています。我々もワークマンの合羽を着こみ、ガチャをぶら下げ出発。ユニホームに身を包み何だか気が引き締まる思いです。

 

 棚田の中を横切り獣除けの柵を通過、林道をテクテク歩いて中俣分岐手前位から入渓します。河原にはミツマタが咲いていました。

 

獣避けの柵を越える

河原にはミツマタ

 

 入渓。久しぶりの沢靴の感覚に戸惑いながら(足裏にダイレクトに伝わる感覚)飛び石で進みます。最初の小滝は感触を確かめながら直登。楽しい・・。

 

感触を確かめながら

やっぱり沢は楽しい

 

 しばらく進むと下不動滝の前衛の20m滝。今日は水が乏しく迫力がありません。

なべちゃんが直登すべく取り付きますが、滑りが気になるようで左岸側の樹林帯に逃げていってしまいました(通常は右岸側)。

 

何故か右から巻く事に

 仕方無いので後に続きますが、微妙な傾斜を3ピッチかけて登る羽目に。シーズン初めなので沢勘まだまだですがいい練習になりました。

 

微妙なルート取り

でも楽しかったかな

 

 続く下不動滝も水が少なく、単なるスラブ壁の様相。ペタペタの登って行けそうな感じでしたが、そこは無理せず左岸の巻き道を登ります。

 

下不動滝、水量少ない~

 

 下不動滝から上不動滝の間は小滝が続く楽しい区間。正月以来ずっと減らない体重を感じながら滝をよじ登っていきます。

 

小滝を登って行く

上不動滝

 

 上不動滝を右岸から巻きあがり、法印のコバを過ぎると再び小滝の連続する楽しい区間。この時期、あまり濡れたく無いのでルート取りは慎重になります。

 

法印のコバ

慎重にへつる

上手く水線をかわしながら

 

 Ca670mの二俣を右に入ると谷はゴーロ状になるので、適当な所から左岸の尾根に乗り、仙鶏尾根まで登りますが、体が重く息が切れます・・。

 

 仙鶏尾根の登山道ではハイカーの方がスマホをじっと見ながら歩いています。道に迷う所でもないのにな~と思っていたら「吉田がホームラン打った!」との声。そうかWBCの試合中だったか。

 

 仙鶏尾根を東に進み、歩いて下りられそうな鞍部から中俣に入ります。滝が出てくると懸垂下降。これも久しぶりなのでいい練習になります。

 

懸垂下降

 

 途中で昼食休憩をとった後は再び谷下り。出てくる滝もせいぜい15~16mくらいなので懸垂下降を交えてどんどん下って行きます。

 

昼食休憩

これは右岸から下った

どんどん懸垂

クライムダウンも

 

 左俣との分岐辺りで登山道に乗り、坂本集落を目指します。小雨がパラ浮いてきましたが気になるほどではありません。

 

ミツマタ

 

 不本意な雪山シーズン終了からの沢初め。モヤモヤしていましたが沢に入るとやっぱり楽しいなあ。今シーズンはどんな沢に行けるの何だか楽しみになってきました。

 

 同行いただいた皆さん、ありがとうございました。