比良 猪谷 沢登り 冷え冷えシャワークライム 2022.05.15
シャワークライム
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 3名
<山域・形態>
比良・沢登り
<コース>
横谷林道(8:30)~国道367~猪谷出合(8:45)~入渓(9:00)~猪谷遡行~Ca480m昼食(11:30~12:00)~遡行終了(14:25)~林道(15:10)~横谷林道(16:20)
この所、カニクチ谷、元越谷、蛇谷とサークル初級者向けの山行が続いたので、少し手応えのある沢に行こうという事で、比良の猪谷に向かいます。猪谷は5年ぶり3回目の遡行。
<前回の記録>
R367を北上し、横谷の林道、村井フィッシングセンターの少し向こう側に車を停めます。
今回の駐車地
国道を歩いて戻り、猪谷右岸の別荘地を抜け、林道終点から入渓。途中にはシダが生え、ラピュタの廃墟のようになった車が放置されていました。
ラピュタ化した車
林道終点
すぐに第1ゴルジュなのですが大量の倒木で谷が埋め尽くされています。ジャングルジムのように乗り越えようとしましたが断念。左岸から巻きあがり懸垂下降で谷に戻ります。
第1ゴルジュ入口は通行不能
懸垂で谷に戻る
谷に復帰したら本格的に遡行開始。出てくる小滝をどんどん登って行きます。水量は多め、そして気温、水温低めでシャワークライムには気合が必要です。
最初の滝
第1ゴルジュ出口の滝は左側から直登。見た目ほど難しくはありませんが、やっぱり水が冷たい~。
右のリッジから
濡れないように必死で登るけど・・
第2ゴルジュ入り口の滝は滝の右から登ります。ここも出来るだけ濡れないようにルートを取ります。
滝が次々
水線をうまく躱す
それでも、そんなことを言ってられない小滝が次々と現れます。釜をへつってシャワーで滝に取り付き。頭から水を被る事もありますが、ワークマンの合羽がいい仕事してくれます。
上手くへつれるかな
濡れた~
で、ついに泳ぎポイント。泳ぐのは数メートルですがその前に胸まで浸かってへつっていきます。滝の登りも当然シャワー・・。悴む手で後続にはロープを出しました。
ここは泳ぐから
ちょっとだけだから大丈夫
ロープを出せば簡単
第2ゴルジュを抜けてワリ谷の出合い、第3ゴルジュ入り口の手前、桂の巨木の前で昼食休憩。発熱の為のエネルギーを補給する為にお握りの他にチョコを貪るように食べてしまいました。
第3ゴルジュ入り口の滝は前回直登しましたが今回は巻き。右岸にトラロープがついているのでまずはその高さまで登ります。
なべちゃんは更に高巻いて泥壁を上がって行きましたが、とても登れるルートではありません・・。ロープを頼りに落ち口にトラバースしました。なべちゃんも上で行き詰まったので懸垂で落ち口に降ります。
この滝の巻きで苦戦しました
そしてこの谷の核心、第3ゴルジュです。8mのねじれ滝はリードで水線を行きます。乗越しの所で変な態勢になってしまい、這う様に滝上に。もっとクライミング技術を磨かないといけないなあ・・。
まだまだ続く
ラスボスの8mねじれ滝
セカンドは短時間で
その後も手ごわい小滝が続きますが、何とか突破していくと谷は穏やかに。登山道に合流したらしばらく歩いて、右岸の支谷を詰めて林道に詰めあがります。後は林道をテクテク歩いて駐車地まで。
まだ滝が・・
ようやく穏やかに
登山道?に出た
3度目の猪谷でしたが、今回が一番手ごわく感じました。水量が多かったからなのか、水温が低くてルートが制約された方なのか・・はたまた自分が劣化しているのか。楽しい遡行でしたが、何だかモヤモヤしてしまいました。もっと頑張ろう。
同行頂いた皆さん、ありがとうございました。