晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 中ノ谷から北中ノ谷 沢登り 2021.07.11

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水流に負けるな
 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 6名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

鈴鹿沢登

 
<コース>
宮妻峡P(9:05)~南中谷橋(9:45)~中ノ谷遡行~北中ノ谷(13:05)~県境稜線(15:25)~かずら谷道~宮妻峡(16:50)

 

 土日になかなか休みの取れないレン君から「11日は沢に行かないのですか?」のリクエスト。前日は南紀に行っているので出発が遅くても大丈夫な鈴鹿の中ノ谷に行く事に。中ノ谷は1年ぶり10回目。

  メンバーは滝本本谷からの連荘4名の他にレン君、沢2回目の新人、おささんの6名。宮妻峡の駐車場から林道を歩き、ジャリガ谷を見送って南中谷橋から入渓します。最初は小滝を越えてから堰堤を巻きます。

 

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入渓すぐの小滝

 

 堰堤を越えてすぐに現れるのは2段8m滝。左からバンドを斜上し流れを横切って右から登るのが定石。今日は水量が多いのでAチームのmiuさんは2段目を直上するルートを選択。私は流れを渡るルートで。沢2回目のおささんは水中のスタンスを見つけるのに苦労しているみたい。

 

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中段を渡るかがカギ、miuさんは左岸を直上

 

 その後、谷は一旦平凡になります。小滝を越え、ゴーロを進んでいきます。レン君も楽しんでいるようで何より。

 

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その上の小滝を楽しく越えて行く

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れん君も楽しんでます

 

 Ca650mの二俣を右に入ると溝状の斜瀑。ここは水線を登ります。おささん、奮闘中。

 

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溝状滝

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おささん、奮闘中

 

 次に現れるのは溝状6mの滝。取り付きは滝壺左側のスタンスを進み、ステミングで上がって行きます。水量が多く、水中のホールドやスタンスを見つけ難いですが、岩が水で洗われているのでフリクションはばっちり、全員スムーズにクリア。

 

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水流に負けないようにステミングで

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ベテランふみふみさんは余裕な感じ

 

 次の6m滝はシャワーを浴びながらバンドを登ります。水に押されて落ちてしまわないように注意が必要。

 

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バンドの中を水中突破

 

 右の岩壁から滝が落ちている所が北中ノ谷との出合。今回は北中ノ谷を遡行するので、一旦正面の岩間滝を登ってから上流から巻いて北中ノ谷に入ります。岩間滝は1か所、乗り越すのに微妙な箇所があり、岩に這いつくばりながら登らなくてはいけません。miuさんは何故か裏返っていました。

 

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北中ノ谷が右から滝で入る

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まずは正面の岩間滝を超える

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この1ポイントが小難しい(裏返ってしまったmiuさん)

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元に戻れた

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上流から巻いて北中ノ谷に入る

 

 北中ノ谷はすぐにナメになります。今日はフリクションが良好なのでサクサク上がって行きます。暑いのでシャワーも気持ちいいですね。

 

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最初はナメ

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シャワーを浴びながら

 

 ナメが終わり、しばらくゴーロを詰めると核心の25m滝が現れます。下部が立っていて、離陸が少し微妙なバランスになります。カムをセットし、ロープを伸ばしていきます。

 

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核心の20m滝

 

 中段に乗ってしまえば、高度感はあるものの、ホールドスタンスは豊富で充実の滝登りが楽しめます。おささんも登り切ったあと、興奮冷めやらないようす。

 

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離陸がちょっと厭らしく、高度感あり

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落ち口から

 

 後は谷を詰め、鎌尾根まで上がります。稜線からは鎌ヶ岳が目の前に。頂上には寄らず、カズラ谷道を宮妻峡まで下ります。途中記念撮影を忘れていたので駐車場で集合写真。

 

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鎌ヶ岳は目の前

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例によって駐車場記念撮影

 

 南紀の翌日ともあって、ちょっと疲れ気味だったけど豊富な水量の中、充実の沢登りが楽しめました。(レン君も楽しんでもらえたようでよかった)

 参加の皆さん、ありがとうございました。

 

今回のコース 

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