鈴鹿 矢原川本谷 沢登り 2022.04.16
上不動滝で修行中?
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 4名
<山域・形態>
<コース>
坂本棚田P(8:50)~矢原川入渓(9:25)~一の滝下(10:05)~下不動滝下(11:10)~上不動滝下(12:50)~仙鶏尾根(13:30)~P778(14:05)~ミツマタの森(14:40)~坂本棚田P(15:20)
まだ4月になったばかりだというのに「水線突破しませんか?」というなべちゃんの呼びかけに乗っかってしまった若者二人と一緒に鈴鹿の矢原川へ行ってきました。前回は2020年の春に遡行しています。
<2020年の記録>
ミツマタの見ごろは過ぎたのか、坂本棚田駐車場は思ったよりも空いています。もう水が張られる事もないだろうなあって感じの棚田を過ぎて林道を歩き、植林の尾根を下って谷に降り立ちます。本当は堰堤の上流部に降りるのが正解ですが、下流部に降りてしまいました。
あそこから降りるのが正解やな
早速入渓。水はまだまだ冷たいです。この谷には山桜がたくさん生えていて、この時期は水に浮かぶ桜の花びらが個人的にはお気に入りです。
桜の花びらでいっぱい
しかし、そんな春の風情を感じているのは私だけ、なべちゃんと若者たちは滝登りに興じています。最初の5m滝はウォームアップ変わり。
まずは軽くウォームアップ
しばらく谷は平凡ですが、水遊びがしたい若者は意味もなく水線に突っ込みます。私は冷静に杣道を辿り、濡れるのは最低限に抑えます。
意味もなく水線を行く しま君
そして今日のメインイベント 一の滝が現れます。もう少し気温が上がれば楽しいシャワークライムが楽しめるのですが、まだまだ水温が低い今日。どうするのかな~と見ていると、カムを購入したしま君がリードを買って出ます。いいねえチャレンジ精神。
一の滝
しま君、テイクオフ
中段までは何とか登ったものの、ヌメリが気になるのか中々その先に進めません。もうずいぶんと長い間水を浴び続けているので心配になってきました。しま君もこれ以上無理と思ったのかギブアップ宣言をしたので、右岸を巻きあがり、上からロープを投げて確保します。
ここでギブアップ
あとの二人(なべちゃんとけい君)はロープで確保されながら直登。やっぱり滑って怖かったそうです。まあ、これで当初の目的は達成。本当のリードの突破は夏場にリベンジしましょう。
なべちゃんも当然水線を行く
続いて現れる鈴鹿最大の下不動の滝は大人しく左岸から巻きあがります。上部は少し渋い所もありましたが何とか滝上に出ました。
下不動滝は左岸巻き
なかなか渋い巻き
その後も小滝が現れるので楽しく登っていきます。上不動滝では右岸の登山道から巻き。その上もまだまだ楽しい区間が続きます。
小滝が楽しい
上不動滝
法印のコバ
まだまだ小滝が続く
明るい美しい谷
Ca670mの二俣を右に入ると水流も細くなってくるので適当に右の尾根に取り付き、仙鶏尾根を目指します。稜線ではアカヤシオがきれいに咲いていました。
アカヤシオが咲いている
青空に生える
仙鶏尾根からP778を経由して坂本集落まで。途中、ミツマタの森を抜けましたが花はもう白く変わっていました。あとは林道をテクテク歩いて坂本棚田Pまで。今日一日、登山者と会ったのは二人だけ、とても静かな山行でした。
ミツマタの森
シャワーにはまだ少し早い時期でしたが、青空の下、多くの滝が楽しめました。それにしても沢解禁で弾けているなべちゃんと若者二人について登るのはしんどいなあ。次回はもう少し手加減お願いします。