晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 カニクチ谷~天狗谷周回 沢登り 2020.05.09

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大滝を登る

 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 3名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

鈴鹿沢登

 

<コース>

旧R421ゲート(7:30)~アイノ谷~旧R421~カニクチ橋(8:05)~カニクチ谷左俣遡行~中間尾根(10:20~10:45)~天狗谷右俣下降~天狗谷F4上(12:15~12:45)~雲向橋(13:40)~旧R421ゲート(14:10)

 

<登攀具>

30mロープ×2、カム

 

 とんでもないGWが明け、そろそろ山へ行きたくてうずうずしているメンバーと決して誰とも会わないであろうマイナー沢へ出かけます。

 

 旧国道421号線のゲート前からまずはアイノ谷でウォーミングアップと道路歩きのショートカットです。きれいな谷ですが、道路から投げ込まれた産廃が目につきます。小さい谷からは思いもよらない立派な滝を超えるとすぐに道路に戻ります。

 

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ここから入るの?

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立派な滝

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久しぶりなので感覚を取り戻します

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再び旧国道へ

 

 道路をテクテク歩いてカニクチ橋まで。この辺のカーブはどこも似たような風景なのでどこから入渓するか間違えてしまいそうですが、橋にちゃんと名前がついているので確認しましょう。

 

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カニクチ橋から入渓

 

 入渓してすぐに5m位の滝が現れます。水流の左を登れば問題ありませんが、落ち葉が積もっているのでスリップに注意です。

 

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最初の滝

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ここも慎重にね

 

 滝の上からはきれいな渓相になり、上機嫌で小滝を超えて行きます。なべちゃんは必要以上に水線につっこみます。

 

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好きだねえ~

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美しい

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つっぱって!!

 

 Y字滝を左俣に入るときれいなナメ。そして最初のアトラクションの20m滝が現れます。ここはロープをだしてトライ。中段までは問題ありませんが落ち口は水線伝い。カムが決まってくれたので安心して登れます。

 

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Y字滝

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ナメ~

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20m滝、見た目程難しくはない

 

 20m滝を超えると脆い15m滝。スタンス、ホールドは豊富なので登るのは難しくありませんが、岩が脆いので剥がれないか確認しながら登ります。

 

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右から登る

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後続は木の枝で確保

 

 次に現れる滝は水流の右のバンドをフリーで上がります。最後の乗越が少しだけいやらしいので、ロープを出しました。

 

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流れの右のバンドを登る

 

 そこから上は水も伏流し、ゴーロのなるので適当に登った所で天狗谷との中間尾根に登ります。県境尾根まで出てしまうと下るのが少し厄介かも。

 

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詰め、新緑がきれい。

 

 中間尾根で少し休憩した後、天狗谷に下降します。最初は木を頼りに急斜面を下って行きますが、最後の方は傾斜が立ってきたので安全の為に1回懸垂しました。

 

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天狗谷へ下降

 

 降り立った所は天狗谷の右俣、ゴーロをどんどん下って行くと小滝が出てきて、その先には立派な2段で30mの滝。ここは前回は巻き下りましたが、ロープが届く事が分かっているので懸垂下降します。

 

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慎重にクライムダウン

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懸垂は緊張するなあ・・

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上の滝を懸垂下降

 

 2段30m滝から少し下ると本流との出合。すぐにF4なのでここでお昼にします。そしてF4は懸垂下降。傾斜が緩いのと水流の中はヌメヌメなので滑ってずぶ濡れになってしまいました。

 

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F4懸垂下降

 

 つづくF3も懸垂下降。最後に釜に落ちないように要注意。F2は右から巻き下り、F1は薄い杣道を辿ってパスします。

 

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F3懸垂下降

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F2は巻き下る

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F1は杣道でパス

 天気予報では夕方から雨予報でしたが、何とか降り出す前に旧国道まで降りてこれました。あとはテクテク歩いてゲートまで。結局最後まで雨に降られませんでした。

 

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今日もよく遊べました

 

 カニクチ谷から天狗谷の周回はロープを使って登る滝がいくつかあり、非常に短い谷ですが、シーズン初めの練習には丁度良い感じです。水温もだいぶ上がってきたので、そろそろ大きい谷に行ってみようかな。

 

 参加の皆さんありがとうございました。

 

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今回のコース