北アルプス 白馬岳主稜 ① 2021.04.10-11
ベースキャンプ
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 6名
<山域・形態>
北アルプス・積雪期登山
<コース:1日目>
二俣(10:00)~猿倉荘(11:30~12:35)~白馬尻(13:30) 泊
雪のアルプスを歩き始めた頃、白く長大な雪稜の写真をネットで見たのが白馬主稜との出会いでした。最初は「すごい世界があるもんだなあ~」と自分には縁の無い世界と思っていましたが、経験を積み重ねる事で、「いつか行けるかなあ」になり、「ひょっとしたら行けるかも」に変わってきました。
最初に計画した2018年は天気が悪く中止、2019年も中止、2020年はコロナのおかげで計画すら出来ず・・・。そしてようやく今年。雪の状況、メンバーの体力、技量など条件が整い、6人のメンバーで挑戦する事が出来ました。
1日目は白馬尻のベースキャンプまでのアプローチ。猿倉までの林道はまだ開通していないので、舗装された林道をポクポクと歩いて行きます。アイゼン、ワカンにダブルアックス、ロープにガチャ、幕営装備を入れたザックは過去最高に重たく、肩に食い込みます。幕営装備を背負って主稜を登ろうかとも考えていましたが、今の我々ではとても無理な事が分かりました。
二俣からスタート
雲一つないいい天気
舗装路歩きはキツイ・・・
猿倉山荘の手前でようやく雪が出てきました。山荘前で少し休憩した後は沢沿いの道を歩いて行きます。軟雪の踏み抜きを心配していましたが、雪は締まっていてワカンを付ける事無く1時間程で白馬尻に到着しました。
猿倉山荘の手前で雪が
まだ営業していない
白馬尻を目指して
主稜が見えてきた
白馬尻はもうすぐ
明日はあそこを登っているはず
二俣に車がたくさん停まっていたので白馬尻にはテント村が出来ているかと思いましたが、見える範囲にはソロテンが張ってあるのみです。(少し上には数張あるみたい)ソロテンから少し離れた所にテントを張ります。
テント設営
テントを張り終え、水を作ろうかという時にスノーボードで颯爽と滑り下りて来る人がいます。なんとマサさんです。(ソロテンの主はマサさんでした)今日は8峰の少し上まで登ってそこから滑って来たそうです。BCをやっているりーちゃんはマサさんのスプリットボードに興味津々。おりえちゃんはドローンを飛ばさせてもらって遊んでいます。
マサさん登場
スプリットボードに興味津々
ドローンを操縦するおりえちゃん
ドローン
時間に余裕があるので明るい内から水作りながら宴会開始。みんな明日の登攀を前にテンション高めのお喋りが続きますが、出発時間も早いので19時過ぎにはシュラフに入ります。眠れるかな~と思いましたが、いつの間にか夢の中へ・・・。
水を作りながら宴会開始
夕食はぺミカンカレー
2日目(前半)につづく