牛呼の滝
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 6名
<山域・形態>
大峰・沢登り
<コース>
林道ゲート(8:45)~入渓(9:15)~18m滝下(10:45)~雫の滝~牛呼滝(12:00~13:00)~右岸巻き道~尾根に取り付き(13:35)~柏木道(14:20)~上多古集落(15:50)~林道ゲート(16:00)
北アルプス、雪山テント泊が天気の関係で中止になったので大峰の沢登りに転進します。こうなる事を待ってましたという沢好きメンバーも加わって6人で上多古川の上谷に行って来ました。
川沿いの林道を上がってゲート前に車を停めて出発します。天気は良いはずなのに何だか霧雨が降っていて肌寒い・・・。おりえちゃんを除くメンバーはどうせ濡れるんだからと気にしていないようです。
林道を歩き、杣道をたどって鉄の橋が出て来たところから入渓します。
林道を歩き
林道終点から杣道に入る
古い道型を辿って
鉄の橋の脇から入渓
上谷は初級となっていますが、壁は高く谷の中の岩は巨大で鈴鹿とは一味違います。巨岩の間をすり抜け、腰まで浸かって淵を越えます。まだ4月ですがもう全開遡行!。
巨岩をすり抜ける
腰まで淵に入る
3条の滝に行く手を阻まれました。右岸から巻きロープを使って落ち口に降りるとその上にも滝があります。左岸に渡り巻き上がります。
3条の滝は左から巻いて
ロープを使って落ち口に
その上にも滝が
左岸に渡って巻き上がる
傾斜が少しゆるくなりますが、小滝が次々に現れるので飽きません。水の下を潜ったり、ショルダーで乗越したり濡れるのも厭わずどんどん進んで行きます。
ナメかな
避けたつもりなのに・・
ここはショルダー
みんなで力を合わせます
雫の滝を過ぎると18m滝がバーンと現れます。前回は巻いたので今回は直登に挑戦。滝、右側の取り付きに行くまでが難しかったですが、何とかたどり着き登攀開始。なべちゃんがもろに水を被りながらもグイグイ登って行きます。上部は少し立っているようで、見ている方もドキドキ。
雫の滝
18m滝
シャワーで突撃~
滝を横切る形で左側に抜け、立ち木で支点を取ったらセカンド以降も登って行きます。濡れた体で順番待ちをしていると体が冷えてしまうので、おりえちゃんは左から巻いていました。
セカンド以降も登ります
見た目より寒くない?
その上の斜瀑は下段を登って左に巻き上がります。日差しも無い谷底でずぶ濡れになって私も少々寒くなってきました。
1段目を登って左に逃げる
斜瀑を巻き上がると谷が狭まってゴルジュの雰囲気。岩の隙間を潜り抜けるとそこには上谷の核心部 牛呼の滝が現れます。ひょっとしたら登れるかもと思って近くまで行ってみましたが、とても歯が立ちそうにありません。(夏ならいざ知らず・・)
岩を潜ったら
牛呼滝
ちょっと登るの無理かも
直登は諦めて巻き上がる事にします。その前に滝の前で昼食。寒いので焚火でもしようかと思いましたが薪も無く諦めました。この辺りで巻くのも厳しいので、岩を潜った前まで戻り右岸の植林の尾根を詰めます。
記念撮影
もう一度岩を潜る
尾根を詰めるとテープがちらほらあり、やがて立派な仕事道が現れました。仕事道から牛呼滝を見下ろしましたが、やはり登るのは難しそう。そして滝の近くから巻くのも大変そうです。(巻くなら岩潜りよりも下に戻ってから巻いた方が確実です)
立派な道に出た
まだ難しそう・・
仕事道は所々崩壊していますが、何とか辿れました。時間も押してきたので飯場跡から右岸の尾根に取り付くと、山仕事の架線の跡がありました。歩きやすい尾根を登って柏木道まで小一時間。後は高速道路の様な登山道を歩いて上多古集落から林道ゲートまで。登山道は早いなあ~。
架線の動力源
初級といいながらなかなか歯ごたえのあった上谷。シャワークライムも出来ていい足慣らしになりました。もっと日差しがあれば良かったけどそれは贅沢かな。この調子でどんどん沢へ行きましょう。
参加の皆さんありがとうございました。