晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

北アルプス 霞沢岳西尾根 雪山テント泊 ① 2020.12.26-27

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釜トンネル
 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 4名 

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

北アルプス・積雪期登山

 

<コース>

坂巻温泉(8:10)~釜トンネル入り口(8:55)~霞沢岳西尾根取り付き(9:50)~Ca1970(12:40)泊

 

 2020年ラストの山行は北アルプスでテント泊。行先は2019年4月に日帰りで行った霞沢岳東尾根、比較的アプローチが容易でちょっとバリエーション要素もある人気コースです。

 

 坂巻温泉から出発する時には小雪が舞うコンディション。今日はテン場までのアプロ―チなので雪が降っていてもいいのですが、灰色の空はさすがにテンションが下がります。横を走る車に気を付けながら国道を釜トンネルの入り口まで歩きます。

 

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雪の坂巻温泉から出発

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まずは道路を歩いて
 

 釜トンネルの入り口でヘッデンを準備。こんな天気ですが、上高地スノーシューハイクと思わしきパーティーが何組かいました。

 

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釜トンネル入り口

 

 釜トンネルの登りは思ったよりも急で、冬靴で舗装道路を歩くのは地味に疲れます。トンネル入り口から1時間程、国土交通省の看板のあるところを右折すると霞沢岳西尾根の取りつきに到着です。

 

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トンネルの中を歩く

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いつもはバスで走る林道

 

 脇道の積雪は30cm程、既にしっかりとしたトレースがあります。先行の3人パーティーがちょうど尾根に取りついています。取りつきの急斜面は笹の上に雪が乗った状態でまだまだ安定しておらず、非常に歩く辛いです。あとで聞いたら先頭のパーティーは4尾根に乗るまで40分以上かかったとの事。

 

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ここを右に曲がって

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尾根に取り付きます

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雪の乗った笹の斜面

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歩き辛い・・
 

 尾根に乗ってからは先行Pのトレースを辿って順調に高度を上げていきます。今日はラッセルトレーニングの積りだったので少し拍子抜け。それでも途中で先頭を交代し、全体(初日の行程)の1/3位はラッセルしたでしょうか。

 

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最初はトレースを辿る

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先頭に出た

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ラッセル頑張る
 

 標高1500mを超える辺りから先頭を歩いていたので、標高1970m付近に丁度5テンを張れる位の極上物件を入手する事が出来ました。時間はまだまだ早いですが、テントの中で水を作ってのんびり過ごします。

 

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極上物件

 

 夕食は鍋。やはりみんなで囲むと楽しくおいしいです。天気予報によれば明日は昼前から晴れる予報、ワクワクしながらシュラフに潜り込みました。

 

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みんなで食べると美味しいね

 

続く