晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

北アルプス 霞沢岳 西尾根 2019.04.20

ブログ引っ越しの際に抜けていた記録を順次アップしておこうと思います。

古い記録&季節外れになりますが、ご容赦ください。

春だねえ

<メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 5名

 

suzuhai.sakura.ne.jp

<山域・形態>

北アルプス・積雪期登山

 

<コース>
太兵衛平(6:45)~霞沢岳西尾根~霞沢岳(12:10)~霞沢岳西尾根(途中昼食)~太兵衛平(17:10)

 

 悪天で断念した白馬主稜リベンジの予定でしたが、またしても悪天予報で天気が持つのは土曜日1日だけ。そこで転進先としては白馬主稜をイメージし、それなりの標高差、それなりの急登、それなりのナイフリッジとそれなりの岩場がある霞沢岳西尾根へ行く事に。

 

 釜トンネルは既に開通していたのでタクシーで太兵衛平まで入ります。国土交通省の看板のところから林道を少し歩き、急な踏み跡を辿って尾根に取り付きます。この辺りはもう雪が融けて笹が出ているので少しヤブコギな場面も。

 

太兵衛平からスタート

鉄塔巡視路か

笹藪の急登

こんなところも・・・

 

  尾根上に上がると一気に視界が広がり、真っ白な穂高連峰が目に飛び込んできます。空は雲一つない青空。最高過ぎます。

 

穂高が白い

 

 標高2000m付近には無人のテントが張ってあります。きっと泊まりで来て今はアタックしているのでしょう。尾根はだんだん急になってくるのでアイゼンを効かせながら登って行きます。脹脛がきつい・・。雪は締まっているのでラッセルにはなりません。良かった。

 

テントが2張り

急斜面を登って行く

どんどん高度を上げる

 

 森林限界を超えると更に視界が良くなります。遠くには乗鞍、御嶽が雄大な姿を見せています。まだまだ白いなあ。

 

森林限界を超えた

乗鞍の向こうに御嶽山

 

 核心部の岩場は雪が完全に溶けていて、フリーで登る事が出来ました。アイゼントレの成果かな。

 

核心の岩場

フリーでも大丈夫

 

 あとは絶景を眺めながら頂上を目指すだけ。風も無く本当に穏やかです。いい時に登ったなあ。

 

焼岳をバックに

後は頂上を目指すだけ

遠くには白山も見える

なだらかな山頂部

 

 山頂で記念撮影をしたら下山にかかります。途中で白馬主稜で使うはずだったスタンディングアックスビレイの練習をしたり、のんびりと下って行きます。

 

霞沢岳

さあ、下ろう

 

 核心部の岩場は懸垂下降で降ります。グローブでロープを扱うのも練習です。寒くないので余裕でクリア。

 

焼岳がデカい

核心の岩場は懸垂下降

余裕でクリア

 

 あとはひたすら急斜面を下って行きます。荷物が軽いといいながらさすがに日帰りのアルプスは堪えます。膝がガクガクになって来た頃、途中で呼んだタクシーが待っている太兵衛平に戻って来られました。

 

後はひたすら下る

急降下

お待たせしました

 

 後は近くの温泉で汗を流して帰名。お疲れ様でした。白馬主稜は来年以降にお預けですね。

 

 参加の皆さんありがとうございました。