比良 奥ノ深谷川 沢登り 2020.08.23
4段40m滝下で
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 5名
<山域・形態>
比良・沢登り
<コース>
明王谷林道ゲート(9:40)~奥ノ深谷・入渓(10:20)~遡行終了点(14:05)~牛コバ(14:45)~明王谷林道ゲート(15:20)
川浦本流ゴルジュはほとんど歩いていないのと、土曜日に仕事で沢に行けなかったメンバーの為、日帰り沢登りを企画します。
渇水気味の鈴鹿は避け、少し足を延ばして比良の奥ノ深谷へ行くことに。短いながらも滝が多く、比良界隈では一番の谷かも。
明王谷の林道ゲート前にはたくさんの車。半分以上が沢登りのパーティーでした。我々も遅ればせながら出発。40分程歩いて入渓します。
さっそく水と戯れる
最初に出て来る7mはあっさりと左から巻きましたが後続のPは直登してきたようです。今日の水量だったら登って遊んでも良かったかも。まだまだ暑いので釜で泳いだりして涼みながら進みます。
7mは左から巻いた
泳ぎ
次の溝状滝はステミングをしながら水線を突破します。沢靴のフリクションを活かしながら登って行くのが楽しいです。上手く水流を避けるのがミソかも。
溝状滝は
水線突破で
ステミング
2段8m滝は下段を登り、上段は大岩の右側を練習の為、ロープを出して登ります。この日はヌメリが無くて快適に登れました。
2段滝は
右からロープを出して登る
4段40m滝下でお昼休憩。後続の若者Pに先へ行ってもらいます。この時までは太陽がサンサンと輝き良い感じでした。40m滝は右から登ります。
4段40mで
右から登る
中段の釜を泳いで超えていると少し雲が増えてきて、遠くでゴロゴロ鳴り出しました。うーん雨が降るのはもう少し後だと思っていたんだけど。
中段では釜に入って
その上の10m滝は滝の右側をロープを出して登ります。中間支点を取るのは難しいですが、水流の中になるホールドを上手く見つけられればそれ程難しくありません。
右からロープを出して登る
その上の滝を右から巻き、3~4mの滝をいくつか越えてえて行くと8m滝に行く手を阻まれます。ここは左から巻きますが、傾斜が立っていていやらしい巻き。この谷で一番危険な箇所かもしれません。
右から巻いて
登って行くと
8m滝、左から巻くがいやらしい・・
この頃から雨が強くなってきたので少し焦ってきました。周りはゴルジュ地形で増水したら逃げ場がありません。2段12mも右からさくっと越えます。次の滝も左側のバンドをトラバース。
2段12m滝
バンドトラバース
雨が強くなってきた
本当なら楽しく遡行して行ける終盤も雨と雷に追われながら急いで巻き登って行きます。ゴルジュ地形が終わり、両岸がなだらかになって来ると安心します。
右のバンドから
ゴルジュ地形は抜けたかな
登山道が交差するところで遡行終了。雨はすぐに小降りになってきたので結果的にそれ程焦る必要はありませんでしたが、とりあえず無事に終わってほっとしました。
あとは登山道をアブの襲撃に耐えながら黙々と歩きます。40分程で牛コバに到着。林道ゲートの車に着く頃には雨もすっかり上がっていました。
登山道で戻ってきました
奥ノ深谷は水量豊富で美しい滝も多く、少し遠くても来てよかったな~と思える谷でした。参加の皆さん、ありがとうございました。