北アルプス 毛勝三山縦走 ① 2020.05.30-31
あそこまで行きたかったけど・・
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 4名
<山域・形態>
北アルプス・登山
<コース1日目>
片貝山荘(8:10)~毛勝山西北尾根~P1479(11:15)~モモアセ山・泊(14:20)
今シーズンは色々あって雪山シーズンの終わり方が中途半端な感がありました。なので、メンバーたっての希望もあり、恒例となっていた残雪山行に滑り込む事に。行先は雪が何とか残ってそうな剣岳北方の毛勝三山。3年前の印象がとてもよかったので再訪です。
深夜、東海北陸道をすっ飛ばして富山まで。片貝に進むと今年は片貝第4発電所から先まで進めるようです。下山は南俣谷を下ってくるのでここからスタートしてもいいのですが、荷物をもっての登りの距離をなるべく少なくしようと片貝山荘まで車を進めます。いい天気とあって林道には多くの車が停まっていました。
片貝山荘付近の林道
昔は登山道が無かったという毛勝山ですが、今では西北尾根にしっかりと切り開きが作られていて歩きやすくなっています。ただし、尾根の取り付きは急登で久しぶりのテント泊装備と寝不足の体には堪えます。
西北尾根登山口
急登~
道端にはイワウチワとイワカガミが一緒に咲いています。鈴鹿なら花の時期は1か月ほど違うのですが、雪の多い山は雪解け後に一気に咲くみたいです。花に癒されながら汗をかきかき登ります。左手には剣岳北方領線に連なる駒ヶ岳の稜線がくっきり。雪はほとんど見えません。
イワカガミ
イワウチワ
北方稜線
標高1570m辺りでようやく雪が出てきて一気に涼しくなりました。雪は柔らかく傾斜もそれほどでないのでアイゼンは不要。ひいひい言いながら標高を上げて行くと何だか空が怪しくなってきました。
雪が出て来た
何だかガスってきたぞ・・
空がいつの間にか
真っ白に
やがて雷がゴロゴロ鳴り出しかと思うと大粒の雨が、そして雹まで降ってきてしまいました。予報では長野県側の稜線では雷雨の可能性と言っていたけど、毛勝山は県境稜線からは離れているから大丈夫だろう‥と思っていたのが甘かった。
急いでテントの張れそうな場所を探します。ちょうどモモアセ山のほんの少し手前、谷状になった場所があったので設営。雷の中、稜線上に張るのは怖かったのでラッキーでした。
雨はしばらく止まないので今日はここに停滞と決めます。予定のテン場は標高2150mのテラスで、あと30分の距離。明日は朝早く出発するという事で、早速飲み始めます。
濡れた服も何とか乾いて人心地着いて来たところで、なんだか外が明るくなってきました。覗いて見るといつの間にか雨が上がっているではありませんか。時間は16時。急いで外に飛び出し、テーブルを作って夕食の準備です。富山湾に沈む夕日を眺めながらご飯を食べるのが今回の目的の一つ。
晴れてるじゃん
いいね~
今日の夕食はふみふみさんがおつまみとパスタを作ってくれました。山の中とは思えない豪華な食事に大満足。重い荷物を持って上がった甲斐がありました。
おつまみ
メインのパスタ
みんなで食べると美味しいね
お腹もいっぱいになってくると夕日が富山湾に沈み始めます。真っ赤に染まる空と海を眺めながら明日もひょっとしたらいい天気?今日はみんな寝不足なので早々にシュラフに潜り込みました。
富山湾に沈む夕日
明日もいい天気だといいね
つづく