晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

朝明低山周遊 南コブ~ネコ山  2005.11.27

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 晩秋の鈴鹿中部(鎌ヶ岳~御在所)

 

<メンバー>
サークル

 

<山域>

 

<コース>
希望荘~東海自然歩道~ネコ山~南コブ~東海自然歩道~希望荘

 

 鈴鹿はあちこち結構歩いているつもりだが、主脈を離れた低山のみを対象とした山歩きはあまりしていない。紅葉もすっかり地表まで下がってしまっている。サークルで朝明低山周遊の企画があったので妻と2人で参加することにした。

 

 出発点は湯の山帰りに立ち寄る「希望荘」の横から東海自然歩道に入る。東京から大阪まで続いているこの自然歩道は、この区域では鈴鹿主脈に沿って東側を南北に走っている。朝明から風越峠を抜けて希望荘へ至る道だ。

 

 整備された自然歩道は一見歩きやすそうに見えるが、間隔が不揃いの階段は歩き難い。静かな沢沿いの道を小1時間も歩くとネコ山への分岐にでる。

 

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整備された自然歩道を歩く

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静かな谷(井戸谷)

 

 ここからは自然歩道を離れてネコ山へ向う斜面を登って行く。木々は既に葉を落とし頭上は明るく足元は落ち葉の絨毯だ。晩秋の鈴鹿の雰囲気を味わいながら登って行く。
 

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2次林の尾根道

 

 ネコ山の頂上付近は地形図でみるとなだらかな丘状となっているが、樹林が生茂っている為見通しは利かない。

 

 突然、展望の開けたところに出るとそこにはマイクロ波の反射板が設置されていた。
ここからは御在所、鎌ヶ岳が青空に映えて良く見える。今まで眺めたことの無いアングルなので新鮮な気分だ。今日は初参加のメンバーがいるのでリーダーのブッシュマンが山を説明している。

 

 

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 御在所、鎌を眺める

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あれが御在所だよ

 

 休憩、写真撮影の後、風越峠へ降り南コブへの登りかえしだ。標高差は高々200m程だが、目の前の斜面は結構威圧感がある。

 

 斜面は思いのほか急で、結構息があがる。風も無く暖かいので汗が吹き出る。ここも一面落ち葉の絨毯だ。ところどころにロープのある斜面を上がって行くと頂上へ飛び出す。

 

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まだ色づいている葉っぱもある。

 

 頂上では冬の名物、おでんタイムである。陽だまりの平坦地で大鍋を囲む。鍋の中ではおでんの具(練物いろいろ、大根、コンニャク)がグツグツ、煮えるまでの間、しばしのおしゃべり。

 

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冬はやっぱりおでん

 

 おでんで満腹となった後は、南コブをはなれてハライド方面に展望を求めて歩く。シロモジの落ち葉をサクサク踏みながら登り下りをいくつか繰り返すと目の前に釈迦ヶ岳が広がるガレ場にでる。眼下には朝明キャンプ場が小さく見える。

 

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シロモジの落ち葉を踏んで

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釈迦ヶ岳

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眼下には朝明キャンプ場

 

 記念撮影のあとは来た道を戻り、風越峠から東海自然歩道を歩く。山上の紅葉は終わってしまったが自然歩道沿いには色づいたもみじが日に輝いている。冬の気配と秋の名残を同時に感じる心地よい山行だった。

 

さあ、次は雪山か?