晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 ハライドからブナ清水 季節逆戻りの朝明名所巡り 2013.04.21

アカヤシオ咲くハライド新道

 

<メンバー>
サークル 4人
      
<山域、形態>
鈴鹿、ハイキング

 

<コース>
朝明P(8:40)~ハライド(9:55)~腰越峠(10:15)~キノコ岩(11:00)~国見岳(11:20)~ブナ清水(12:15~13:15)~伊勢谷道(13:30)~朝明P(14:20)



 今回は夕方からサークルの例会があるので軽くハイキング。アカヤシオの咲き具合をチェックしながら朝明周辺の名所をぐるっと周回する予定。

 

 もうすっかり春、と言う事もあって朝明駐車場はたくさんの人で賑わっている。駐車場のおじさんに500円を払い、ハライドを目指す。

 

 2008年の豪雨で荒れてしまった腰越谷は現在通行止め。新たに右岸に付けられたハライド新道の取り付きを探してキャンプ場の中を歩く。腰越谷の下流部は真新しい堰堤が無数に作られていた。

 

腰越谷は堰堤天国

 

 今日は晴れているものの冬型の気圧配置が強く、頭上は雲が猛烈な速さで流れて行く。稜線に出たら寒いだろうなあ・・、なんて考えながら歩いて行くと標高の低い当たり(500m位)ではアカヤシオがチラホラ咲き始めている。まだ咲いていない木にも蕾がたくさんついていて、今年は当たり年かもしれない。

 

アカヤシオが咲いている

今年は当たり年?

 

 道はやがて尾根沿いを登るようになる。時折強風で体が持っていかれそうになるが、何とか物陰で休憩をはさみながら登っていく。寒いけれど空は晴れているのでアカヤシオのピンクが青空に映えて美しい。

 

ハライド新道を登る

結構咲いているなあ

 

 ハライド頂上は強風で立っていられない程なので急いで腰越峠へ降りる。さらなるアカヤシオを求めてヤシオ尾根を登り返すが、少し標高が上がると花も咲いておらず、ガスも近くなってきてまるで冬のたたずまいだ。

 

強風のハライド

御在所方面

ヤシオ尾根への登り返し

尾根上は冬の佇まい

 

 途中キノコ岩に立ち寄って記念撮影。ここも例によって寒い。鈴鹿の県境稜線の少し上(1200位)には雲の層ができており、見るからに寒そうだ・・。

 

キノコ岩 寒い・・

雲が流れる根の平峠

 

 このままブナ清水にいっても時間が早いので国見岳にも足を延ばしてみる。足元のバイカオウレンがかろうじて春を感じさせてくれるが、尾根上はやはり冬の景観。国見岳山頂から御在所方面を眺めると何と霧氷ができていた。

 

御在所山頂には霧氷!

下は晴れているのになあ(典型的な冬型)

 

 こうなっては稜線に長居は無用。もと来た道を戻ってブナ清水に下降する。さすがに稜線を降りれば風も行く分風も弱まり、日差しも出てきた。しかし、ブナ清水は北斜面ににあるため、風上で完全無風とはいかない。

 

ブナ清水に向かう

 

 それでも水場の前にシートを広げ、のんびり1時間程ご飯を食べてお茶を飲んでマッタリ。これでもう少し温かかったらもっとゆっくりするんだけどなあ。

 

のんびりお茶でもしましょうか

 

 お腹がいっぱいになったら下山にかかる。ブナ清水から朝明Pまでは下りだと1時間と少し。我々としてはずいぶんと早い下山になったが、たまにはこんなのもいいだろう。アクアイグニスで体を温め、例会に向かった。

 

さあ下山

山桜が咲いていた

今回のコース