晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

風吹大池 北アルプスの秘境で紅葉ハイク1 2014.10.11

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<メンバー> サークル 6名

<山域、形態> 北アルプス ハイキング

<コース> 11日 蓮華温泉(7:20)~天狗の庭(9:20)~大池山荘(10:30)
       ~乗鞍岳(11:25)~天狗原入口(12:15)~風吹山荘(14:30)

<天気> 晴れ

 体育の日の三連休は高い山(アルプス)を楽しむラストチャンス。去年までは中央アルプスの紅葉沢にチャレンジしていたけど、今年はサークルの仲間とのんびり紅葉ハイキングに行くことにした。

 のんびりハイキングと言っても登山口である蓮華温泉はなんと新潟県!延々を車を走らせ(運転した訳では無いが)深夜に到着。サクッとテントを張って仮眠をとる。

 明るくなってからおもむろに起き出し出発の準備をする。ここは露天風呂が有名らしく辺りは硫黄のにおいがする。たくさんのハイカーに交じって我々も出発する。日本海に伸びる尾根はちょうど紅葉が見頃を迎えていた。



 樹林帯を黙々と登るとやがて天狗の庭と呼ばれる場所に出る。ここからは雪倉岳朝日岳が綺麗に眺められる。そこからもうひと頑張り登ると這松の台地になり、すぐに白馬大池だ。




 白馬大池は残雪の時に一度来ただけなので、これほど大きな池とは思わなかった。これから白馬岳に向かう人、大池山荘で1泊する人、栂池に戻る人で賑わっている。池の畔を半周し、乗鞍岳に向かう。





 どこが頂上かよくわからない乗鞍岳で記念撮影し、展望を楽しむ。白馬、雪倉、朝日と北アルプス北部の山々と雲一つない青空を楽しむ。(先週とえらい違いだ)




 乗鞍岳から天狗原までたくさんのハイカーとすれ違いながら高度を下げていく。そういえば今回はもう登りは終わりだったっけ。木道になっている所から天狗原に進んでいくが、こっちの方向に進んでいく人は我々の他は誰もいない。




 風吹大池に向かう千国揚尾根は展望もなく、足元もジメジメして余り楽しい道ではなかったが、我慢して歩き続けると黄金色に染まった草原のような場所に出る。ここまで来たら風吹大池はもうすぐだ。


 風吹大池は大きさは白馬大池よりも大きいようだが、辺りに人はおらずひっそりとしている。風吹山荘も小さな山小屋でガラガラ声の小屋番のおじさんが切り盛りしているようだ。今日の宿泊客は我々の他に4人ほど。三連休の北アルプスとは思えない人の少なさ。この辺が秘境と呼ばれる所以なのかもしれない。



 今回はみんなでおいしいごはんを食べようと自炊にしたのだが、自炊場は何と外!。寒くなったら大変なので16時ごろから食事の準備を始める。メニューはチジミ、オイルサーディンとトマトのホイル焼き、うどん鍋。何とか18時までに食事を終え、小屋に戻ると小屋の中は灯りも無く、すでに真っ暗だった。





 ひどく酔っ払ってしまったので、いつの間にか寝てしまっていた。夜中にトイレに行くと月が煌々と輝いていた。明日もいい天気になりそうだ。

つづく