晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

白山 大白水谷 台風が来る前に速攻遡行 2014.10.06

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荒々しい滝


<メンバー>

山仲間 2人


<山域、形態>

白山 沢登


<コース>

白水湖P(6:50)~大白水谷入渓(7:10)~転法輪谷出合(7:30)~30m滝(8:00)

~1810m二股(10:25)~左股~登山道(11:20)~大倉山避難小屋(11:30~12:15)

~白水湖P(13:40)


<天気> 小雨


 今年は紅葉のタイミングが少し早そうなので、三連休の前に中御所谷に再チャレンジしたかったのだが・・。週末を狙ったかのような台風の襲来で断念。それでも少しでも台風の影響の少ない所はという事で、白山の大白水谷に出かける事にした。


 朝、白水湖の駐車場にはこんな天気にも関わらず数台の車が停まっている。自分たちの事は棚に上げ、こんな天気に山へ入る物好きもいるもんだなあと感心する。準備をしていると予想よりも早く雨が降ってきたが、どうせ濡れるので予定通り出発する。

 

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こんな天気でもほかにも車がいた


 少し林道を戻り、橋の袂から入渓。雨はかすかに感じられる程度の小雨で谷の中に入ってしまえば気にならない。最初はなだらかなゴーロを黙々と歩いていく。

 

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最初はなだらか

 

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既にガスガスで小雨交じり


 転法輪谷の出合を分けると程なく滝が現れる。どの滝も水流脇にホールドスタンス豊富なルートがあり、簡単に登っていける。30m滝も左のカンテからクリア。

 

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連瀑帯に入る

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これは右から簡単に

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左のカンテから


 その後も適度な感覚で10mクラスの滝が現れるが、大巻することなく何とか超えていける。前回来た時に巻きでビビった白い滝も左側から超える事が出来た。(成長したかな)

 

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さあ、どうやって越えようか

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さすがに直登は無理かな

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階段状

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前回巻いた白い滝、左から直登


 標高1700m辺りを超えると傾斜も緩くなり、再びゴーロに変わる。標高1810mの二股を左に入り、大倉山から延びる稜線の鞍部を狙って登っていく。紅葉はこの辺りが見頃のようだ。

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紅葉が美しい


 鞍部を狙ったつもりが藪を避けて登っているうちに少しばかり右側に出てしまった。これは全く前回と同じ。大倉山の避難小屋で昼食を摂り、誰もいない登山道を歩いて白水湖まで。雨に濡れるぶな林はそれはそれで雰囲気はあって良かった。

 

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ガスに煙る大倉山

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晴れていたらなあ

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ブナの大木


 さすがに駐車場は他に誰もおらず、みんな早々に撤退したようだ。我々も台風が本格的にやってくる前に急いで名古屋に帰る事にしよう。


 こんな天気にもかかわらず、お付き合いいただきありがとうございました。