アイゼンを研ぐ Ⅱ
先日の藤内沢でアイゼンをつけようとしたらすっかり丸くなっているのに気付きました。
雪が降ったばかりだったのでガチガチの氷は無いだろうとそのままにしていたのですが、
さすがにまずいなと思い、再び研いでみる事にしました。
こんな感じ
前回のようにヤスリで研ぎ始めましたが、歯が短く太くなっている分、削り落とさないといけない量が半端じゃありません。くたびれ果てて途方にくれました。
何かいい方法は無いかと考え・・・
禁断の秘密兵器を導入しました。
電動ドリル
先端の砥石
本来、アイゼンはグラインダーなどの回転機械を使って研いではいけない事になっていますが、それは金属が摩擦で加熱される事によって熱処理がダメになってしまう為です。
しかし、温度が上がらないように回転数、研磨時間を加減すれば問題無いはずです。(鉄の変態点は数百度です)
ドリルはホームセンターで2泊3日で200円で借りる事ができました。先端の砥石も400円程度です。
金属粉が飛び散らないようにダンボール箱の中で作業します。あと、保護眼鏡とマスクも着用します。
でもって結果がこれ
もう少しかな?
心配していた温度も回転数を加減し、30秒~1分位毎に確かめながらやったので、素手で触って温かく感じる程度でした。全く問題ないと思います。
時間も歯1本辺り数分で完了です。
回失敗だったのはドリルが重たい事。とても片手で操作できるような代物ではありませんでした。
片手でドリルを固定し、片手でアイゼンを持って砥石に充てるのは苦労しましたが、ヤスリでコシコシやるのと比べると圧倒的に楽でした。
アイゼンを研ごうにも時間が無くて困っている方、参考にしてみてください。
※あくまでも自己責任でお願いします。マネをして怪我を負われても当方は一切関知いたしません。