フェルトソールの張り替えに挑戦
メインで使っている沢シューズのフェルトはもうずいぶんとすり減ってしまったのだが、
張り替えをしないまま、新シーズンに突入してしまったので自分で張り替えに挑戦。
(モンベルに出すと2週間+フェルト3500円+工賃4000円だもんね・・)
アッパーはまだ大丈夫
裏はこんなだもんね~
まずはフェルトを剥がさなくてはいけないが、これが大変。
一番大切なので温めて接着剤を柔らかくする事。ネットで調べるとドライヤーやアイロンなどで温めるとありましたが、今回はお湯を使いました。
洗面台に薬缶で沸かしたお湯を張って、沢靴をしばらくひたします。
こんな感じ
5~10分つけていると明らかに柔らかくなってくるので、ペンチでグイグイと引っ張ります。温度が下がってくると硬くなるので、なんかもお湯につけては引っ張るの繰り返し。(当然お湯は冷めるので沸かしたてと交換)
たぶん、常温で剥がすのは至難の業ではないでしょうか。
手が痛い・・
この時、余り強引にやると靴側の裏地のゴムが一緒に剥がれてしまう事。モンベルのこのタイプは底がチャチなのでずいぶんと薄くなっています。私も少し剥がれてしまったのでフェルトを完全に取り除くのを断念しました。
※もっとしっかり温めればきれいに取れた可能性があります。
フェルトを剥がした所、一部残っているのはゴムが一緒に剥がれそうになった・・。
これで仕事は70%終りです。きれいに乾かしていよいよフェルトを貼り付けます。
今回はモンベルの純正を使わず、釣具屋さんで購入しました(2000円)。四角いシート状のものを探しましたが、あらかじめ靴型に切り抜いてあるのしかありませんでした。ここではサイズに注意です。(一番大きいのが無難)
釣具屋さんで購入
貼り付けは接着材で行いますが、専用として売られている奴は使用せず、ホームセンターで入手可能な汎用品を用います。ポイントは材質です。
フェルトの材質がポリプロピレンなのですが、これは普通の接着剤では付きません。ちゃんとポリプロピレンが接着できると書いてあるものを使用しなくてはいけません。コニシボンドのGPクリアが20mリットルで200円位。
後は靴側とフェルト側にたっぷりと接着剤を塗り、半乾き(常温で10~15分乾かす)になったところを張り合わせます。フェルトは接着剤を吸い込むので靴片方に接着剤1本(20mリットル)使ってしまいました。
接着剤を塗ったところ
張り合わせたら、トンカチで叩いて密着させ、剥がれの起点になるようなつま先や踵をガムテープで固定します。この時絶対隙間を作らないのがポイントです。
グルグルに固定
重しを乗せて更に密着させ、24時間以上乾燥させます。後は靴からはみ出した部分をカッターで切り取って完成です。
接着完了
はみ出した部分を適当にカット
いろいろと反省はありますが何とか完了しました。あとは実際に履いて見てグリップ具合を確認します。でもヤッパリしんどいなあ。この靴はアッパーもかなり傷んできているので次にフェルトが無くなったら更新かなあ。
今回、かかった費用は以下
フェルトソール 1セット 2000円
ボンド 2本 400円
ガムテープ 1本 130円
所要時間 4時間(乾燥時間除く)
これを高いと見るか安いと感じるかは人それぞれですが、やっぱりメーカーに修理を出すのは高いなあ。
靴自体が数回以上の交換に耐えられるような強度を持っていない。
1シーズンの使い捨てにしては高い・・・。モンベルさん、そのへんのところどうお考えでしょうか?
(新品買えって?)