晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

元越谷 沢登り 癒しの谷でシャワークライム 2007.06.30

鈴鹿 元越谷

気持ちE~!!!

 

<メンバー>
山仲間

 

<山域>

 

<コース>
大河原橋-元越谷-県境稜線-水沢峠-林道-大河原橋


 アルプスから帰ってきたら当然の如く梅雨空が続く。なんだか一気に暑くなってきたみたい。もうそろそろ沢で泳いでもよろしかろうと、鈴鹿も秀渓「元越谷」に山仲間と出かけてきた。

 

 鈴鹿スカイラインを越えて滋賀県側へ降りる。この高温多湿のこの時期でも御在所や鎌ヶ岳に登る人もいるようだ。暑いだろうな~。

 

 大河原橋から林道を凸凹にタイヤをとられそうになりながらゲートまで進む。ここに車を置いてスタートだ。先客の車が一台。釣り師で無い事を祈ろう。

 

 しばらく歩いて、林道が広くなったところから入渓。すぐに堰堤が現れるが右側を巻いて通過。川面には川トンボが飛び交い、もうすっかり夏だ。

 

まずは堰堤を越す

川トンボとにらめっこ


 堰堤を越え、しばらく行くと腰までつからないといけないような釜が現れた。真夏なら問題なく飛び込むが、ここはあえてヘツリ、自分の技量を確認する。

 

最初の釜は右からヘツリ

左にイモリのようにへばりつくEちゃん


 最初のへつりを無難にこなすと、谷の奥から轟音が聞こえ、風と水しぶきが頬を叩く。元越大滝だ。迫力のある滝だが、右側にルートがある。固定されたトラロープを頼りに滝口に降り立つ。

 

元越大滝

右側を巻き


 少し緊張する大滝を越えるとここから先は小滝と釜の連続する花崗岩の美しい谷が続く。難しい場所も無く、泳いだり、直登したり、へつったりしておもいきり楽しむ。

 

滝の上は癒しの空間

あえて流れの中を、Bやん

小滝と釜の連続するワクワクゾーン

もう泳いでも寒くない

シャワーに挑戦

楽しいなったら楽しいな

小滝を直登

つめたーい


 仏谷の分岐を過ぎると流れもだんだん小さくなってくる。両側がだんだん狭くなってきて、越えるのに少しばかり頭を使う滝も出てくる。Bやんの滝登り連続写真をご覧ください。

 

連続写真① 手がかりはどこかな

連続写真② よいしょっと

連続写真③ でもって次はこっちで

連続写真④ よっ

連続写真⑤ にんまり

 

 沢登りは普段とは違う筋肉を使うので、後が大変だ。でも登っている時はそんなことを考えている余裕はない。力任せによじ登る。

 

Eちゃんも負けずに

両側が狭まってきた

最後の滝

 

 最後の滝を越えると、二次林の森が広がる。紅葉の頃はさぞかし気持ちいいだろう。つめのやぶこぎも無く、最後まで快適に稜線に飛び出す。青空の中に入道ヶ岳がどっしりと座っている。

 

稜線では青空が(入道ヶ岳)

 

 トンボで一杯の稜線を少し歩いて、水沢峠から滋賀県側に降りる。テープに導かれ、やがて林道に上がり、あとはひたすら林道下り。途中でコーヒーを飲んだりのんびりしながら大河原まで戻る。

 

 まずは手始めに選んだ元越谷は前回と同じく楽しい沢だった。6月で泳いでも問題ないことが確認できたので、これから本格的な沢シーズン。いまからワクワクするなあ。