黙々と樹林帯を歩く
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 4名
<山域・形態>
北アルプス・積雪期登山
<コース>
須砂渡ゲート(8:00)~常念岳東尾根~P2178・C1(14:00)
槍ヶ岳の下見で槍平から中崎尾根に行く予定でしたが、前の週にまとまった積雪があったので、雪崩のリスクを避けて計画変更です。
行先は常念岳東尾根。技術的に困難な場所も無く、良い景色が見られる人気コース。1日目は天気今一ですが2日目は高気圧に覆われる絶好のチャンスです。
途中、すぎちゃんの車がパンクするというトラブルがあり、須砂渡到着は少し遅れてしまいましたが、駐車地は確保できました。準備をして8:00スタート。
須砂渡ゲート
林道を小一時間歩き、鉄塔巡視路から東尾根に乗ります。トレースは明瞭でヤブコギもなく黙々と歩いていきます。
鉄塔の脇を通過
ひたすら樹林の道
天気は曇りで小雪も舞だしましたが、今日は樹林帯を歩くだけなので問題なし。途中、ピンクテープがやたらとついていました。(どうやら先行Pがつけていたようです)
ゴールテープ?(ではない)
雪降ってきたよ・・
その内、先行Pにも追い着きました。Ca1900mを越える辺りから泊適地がちらほら現れますが、がんばってP2178まで足を延ばします。
先行Pに追いつく
テン場についたら整地をしてテント設営。トイレを作ったら後は水つくり。時間にはゆとりがあるので、途中でおつまみも出しノンビリ過ごします。
テント設営
水を作って
おつまみ食べて
夕食の準備をしていたら、近くにテントを張った若者Pから「体調不良者が出たので応急処置できますか?」との話があり緊張が走ります。
テントまで様子を見に行くと一人の女子が意識を失い、ぐったりしています。幸い、体温、呼吸も正常。下界の警察とも連絡が付き、今夜は安静にしているように指示があったとの事。我々に出来る事はなさそうなので、何かあったら声を掛けてと言って自分達のテントに引き上げました。
夕食は鍋。美味しく楽しい夕餉のはずでしたが、隣のテントが気になります。幸い電波が通じたので、ネットで思い当たる症状を検索したり、彼らが自力下山できなかったらサポートしないといけないなあ、なんて話をします。
今宵は鍋で
幸い、状況が落ち着いたのか隣のテントも静かになったので我々も就寝。夜は寒くもなく快適に過ごせました。
<2日目へ続く>