奥美濃 大日ヶ岳から芦倉山 雪山テント泊 ② 2021.02.20-22
雪原を進む
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 6名
<山域・形態>
奥美濃・積雪期登山
<コース:2日目>
Ca1635m(7:00)~大日ヶ岳(7:30)~天狗山(8:30)~P1596(10:00)~P1408(10:55)~Ca1525m(13:30)泊
1日目の記録
朝起きると辺りはガスガスで風も強い。昨夜の悪天が少し残っているようです。モチベーションは最悪で、一瞬このままスキー場に戻ろうかとも思いましたがメンバーは行く気満々。考えてみれば食料は2日分あるし天気も回復傾向、撤退の理由はありません。テントを撤収し、ワカンを着け、ガスの中を登って行きます。
朝のテント、みぞれでグショグショ
手近な樹林を目標に尾根を登って大日岳に到着。山頂付近は視界10mのホワイトアウト寸前でGPSが無ければ方角を見失いそうです。
ガスガスの中出発
大日岳山頂
天狗山に続くトレースとGPSを頼りに尾根を進んで行くとガスは徐々に薄くなり、青空が顔を見せ始めました。
天狗山に向かう
明るくなってきた
視界がクリアになってきた
青空~
昨日のトレースは天狗山で終わり、そこからは足跡の無い尾根が広がっています。自分達以外誰一人いない雪原に足跡をつけて行くのは最高に気持ちいい!P1596までは緩やかなアップダウンが続きます。
雪原に足跡を刻んでいく
振り返ると自分達のトレースが
青がどんどん濃くなる
しかし雪は重く中々ペースが上がりません。5分で先頭を交代しバテ無いように進みますが、スピードを測ってみると1時間進んだ距離は1km程でした。
気持ちいいけどしんどい
P1596から標高200m下りP1408で小休止、目の前に見えている芦倉山まではまだまだ時間がかかりそう。このペースでは神鳩宮の避難小屋にたどり着けそうにありません。
芦倉山遠いなあ・・
しかもこの軟雪では明日の林道歩きも難渋しそう。そう考えると心は一気に軟弱な方向へ傾きます。昨日は寝不足だったしと言い訳もしながら、今日は芦倉山手前の平坦地で泊まる事にします。
ここから登り返し
標高1500m付近の台地には13:30に到着。まだ時間は早いですが、今日はまったりする事に決定。スノーブロックをしっかり摘んで防風対策ばっちりのテントサイトを構築。テントはちゃんと二つ張りました。
しっかり雪壁を作って
ちゃんとテントを二つはります
テントが立ったら水を作りながら楽しい宴会。〆はぺミカン味噌ラーメン、ラッセルで消耗した体にバター風味の味噌スープがしみわたります。(昼過ぎで行動終えたけど。。)
夜はぺミカン味噌ラーメン
昨夜は少し悲壮感も漂っただけに今日はのんびり楽しい夜になりました。タープが吹き飛んだシーンを思い出し、槍ヶ岳にチャレンジしてたら大変な事になってたね、とみんなで大笑い。いい経験を積むことが出来ました。
今日は快適だ
3日目へつづく