晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿 御在所後尾根 初冠雪の御在所でアイゼントレ 2022.12.03

まずはテスト

 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 4名suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

鈴鹿・訓練など

 
<コース>

蒼滝トンネルP(8:40)~裏道~藤内小屋(9:15)~藤内沢出合(9:50)~テスト岩(10:15~11:00)~後尾根~中道合流(14:40)~中道登山口(16:25)~蒼滝トンネルP(16:35)

 

 雪山初めの後になりましたが、本格的な雪山シーズン前に御在所後尾根でのアイゼントレ。すっかり恒例行事になりました。去年は15名の大所帯だったので大変でしたが、今年は4人になりました。じっくり練習出来るけど、みんなトレーニングしなくて大丈夫?って感じ・・。

 

<去年の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 ゆっくり目の集合になりましたが、紅葉シーズンも終わったせい鈴鹿スカイラインの駐車スペースも余裕がありました。蒼滝トンネルPに車を停め、裏道から藤内沢出合を目指します。1時間余り歩いて出合に到着。

 

藤内沢出合

 

 テスト岩でアイゼン、ハーネスを装着し、テストを兼ねて登ってみます。前爪に体重をかけて岩を登るのは最初は少し緊張します。アイゼントレが初めてのつるちゃんは派手に火花を散らしていました。

 

テスト岩でテスト

 

 アイゼンのテストが終わったら一壁まで登り、基部を回り込んで後尾根に取り付きます。少し登ると岩の上にはうっすらと雪が着いています。クライミングをあきらめた二人組が下ってきました。

 

うっすらと雪が

一壁、今日は無人

基部を回り込み、後尾根へ

 

 最初は傾斜のゆるいスラブ。右側が切れ落ちているのでロープを出します。グローブを着けて登攀具を操作をするのも久しぶりで少しもたつきました。

 

ゆるいスラブを登る

ロープの準備

 

 まずは私のリードで後続を引き上げます。まあ、ここはしっかりと足元を確かめながら登れば大丈夫。

 

スラブを登るふみふみさん

 

 中俣が目の前に見えるテラスの上で昼食を摂った後は核心のチョックストーンのあるルンゼに取り付きます。まずはジミーのリード。経験者だけあってスムーズに超えて行きます。

 

ジミーーリードで

 

 その次はつるちゃん。長い手足をうまく使ってこれもまたスムーズに登って行きます。何だか頼もしいなあ。

 

つるちゃんの登り

 

 3番目に私が登り、ラストはふみふみさん。CSの乗越しに苦戦していましたが、無事クリア。いい練習になります。

 

ふみふみさんもクリア

 

 ロープを出すのはここでおしまい。もう少しスラブを詰めた後は踏み跡を辿って登っていくと中道8合目の少し上に出ます。うっすらと雪が積もっていたり、しみ出した水が凍っていたり、冬の様相になっていました。

 

スラブを登る

氷柱が出ていた

うっすらと雪も

 

 8合目でアイゼンを外しのんびりと中道を下ります。キレットでロープウェイの乗客からヤッホーコールがあったのでこちらもヤッホーで返しました。

 

夕日でロープウェイ

地蔵岩

 

 ちょっとノンビリしていたので下山が遅くなってしまいましたが、何とか日没までには車に戻る事ができました。

 

 後尾根のアイゼントレ。個人的にはもう何回も来ているのですが、やっぱりシーズン初め感覚を掴む為にも練習しておいてよかったなと思える山行でした。人数が少なかったのも自分の練習に集中できたかな。

 

 参加の皆さん、お付き合いありがとうございました。