<山域、形態>
鈴鹿、バリエーション
<コース>
晴れ
西穂が全然怖くなかったのですっかり気を良くしてしまった。それでも2週間後に予定しているサギダル尾根に行く為にはロープワークの確認が必要だね、という事で再び御在所後尾根に行くことに。今回は後尾根2回目のNちゃんに加え、Mっちゃん、Kじさん、私の4人Pとなる。
3月も中旬になるとすっかり春の陽気。まったく雪の無いスカイラインを冬靴で歩いていると何だか変な感じ。こんないい天気なのに裏道に入っても歩いている人は少ない。みんな花を見に北の方に行ったのかな。
今日も快晴
藤内小屋を過ぎ、北谷をテクテク歩く。山に雪は全く見えない。まあ、今日はアイゼン、グローブで岩を登る練習なので別に無くてもいいんだけど。
雪は全くない・・・
藤内沢出合でも雪が無いのでそのまま藤内沢に向かう。テスト岩まで行こうと思ったらベルグラに覆われた岩に行く手を阻まれたのでアイゼンを装着する。
藤内沢出会 雪は無し
ベルグラがびっしり
雪がすっかりなくなっていたので一壁へのルートも厳しくなっており、後続の為にロープを出す事に。前回よりもトレーニングになりそうだ。前尾根ではクライマーたちの声が聞こえる。
前尾根
一壁基部に到着。前回は左から回り込むように壁の上まで行ったが、今回は左のルンゼ(ゼロルート)を登る事にする。
今回はここを登る
ホールドスタンスはしっかりあるのでそれほど難しくはない。ロープが短いので途中のテラスでピッチを切って後続を引き上げる。チャレンジャーNちゃんは左のリッジから登ってくる。こういう所にあまり慣れていないMっちゃんはちょっと緊張している感じ。
緊張のMっちゃん
2回目のNちゃんはスイスイ
高度感出てきました
前回蝉になった場所で余裕のピース
岩場経験の浅いMっちゃん、Kじさんもスムーズに登ってくるので安心。中俣の氷瀑(ほとんど溶けているが)が見える前で大休止。冬はここを登る人がいるんだよというとMっちゃん達は信じられない様子。
まだ固い?
肝心なところではロープも
中俣の氷瀑の前で
次の核心のCSではアイゼンの爪に体重をかけるコツがつかめてきたのか、みんなしっかりと登って行く。今回はいいトレーニングになったようだ。
アイゼンの歯に乗り込むのも慣れて来た?
今回も潜ります
核心を超えると岩場を少し登って、中道に合流。この登りに前回もヒイヒイ言ったが今回もヒイヒイ言ってしまった。今日は時間もかかったので頂上には寄らず、8合目から中道を下山する。
核心も終わり
振り返ると雪の無い御在所が春霞の中に浮かんでいる。いつの間にか雪の季節も終わりだなあ。これからは残雪と沢のミックスシーズン。まずは来週の雪バリエーションがんばるぞ。参加の皆さんありがとうございました。
中道で下山