鈴鹿 銚子ヶ口からイブネ 鈴鹿深部縦走 2022.11.06
鈴鹿深部を行く
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 6名
<山域・形態>
鈴鹿・ハイキング
<コース>
朝明(5:35)~中峠(6:50)~大瀞(7:15)~お金明神(8:05)~コリカキ場(8:40)~銚子ヶ口(10:20)~大峠・昼食(11:00~11:30)~イブネ(13:10)~杉峠(13:55)~コクイ谷出合(15:05)~根の平峠(15:45)~朝明(17:00)
11月に入るとそろそろ雪山の準備。歩く力を鍛えておこうと紅葉が見ごろを迎える鈴鹿でハイキングを計画します。
朝明を起点に滋賀県側の銚子ヶ口からイブネを回るちょっと長めの縦走コース。5年前にも同じコースを歩いています。
<2017年の記録>
暗いうちに朝明に集合すると既に多くの車が停まっていてびっくり。駐車場おじさんも出勤していてしっかり駐車料金を取られました。まずはヘッデンをつけて中峠を目指します。
ヘッデンスタート
曙滝
アサイチは体が温まっていないのでゆっくりと歩きます。稜線に上がる頃には朝日も昇ってきて目も覚めます。今日はいい天気になりそうだ。休憩もそこそこに大瀞に下っていきます。
中峠に到着
朝日をバックに
大瀞へ下っていく
いい天気が続いていたので大瀞の渡渉は簡単。準備していたロープは不要でした。愛知川左岸の杣道を辿りお金谷に向かいます。この辺りは炭焼き窯跡が多く、昔の山人の暮らしが偲ばれます。
愛知川は水量少ない
炭焼き窯跡
お金へ
お金谷の左岸尾根に取り付き、急な踏み跡を辿っていくと石塔が現れます。お金明神です。この人の顔のような石塔は初めて見たときは感動したものです。今は訪れる人も多いのか、手前の切り株にはお賽銭が積まれていました。
お金明神
お賽銭
お金明神から一登りでお金峠。今日2回目の峠越えですがまだまだ先は長いです。ガラガラの道を降りていくと谷尻谷。そういえば4月にこの辺に泊ったなあ。紅葉が見ごろを迎えています。
お金峠
ガレ谷を下って
谷尻谷の紅葉
鉱山で使われたトロッコの車輪
コリカキ場
コリカキ場からは北谷尻谷に入ります。味のある道標に従って遡っていくと広い平坦な場所に出ました。そういえば山の先輩が北谷尻谷のダイラと呼んでいたような。ここでも紅葉が最盛期を迎えていました。
味のある道標
紅葉が美しい
北谷尻谷のダイラ
銚子ヶ口へ行くために、左岸の支谷沿いを登って行きます。分岐には道標、マーキングもありましたが、歩く人は少ないのか踏み跡は不明瞭。谷筋を詰めると銚子ヶ西峰に飛び出しました。
ここにも味のある道標
谷筋を詰めて
銚子ヶ口 西峰に飛び出す
西峰には杠葉尾から登ってきたハイカーがたくさんいます。三重県側の人間には馴染みが少ないですが、永源寺町のキャンペーン(鈴鹿十座)もあって人気の山のようです。銚子ヶ口本峰で記念撮影。
銚子ヶ口
銚子ヶ口からはイブネに向けて深部縦走開始。でも朝が早くてお腹が減ってきたので大峠で昼食。苔のじゅうたんみたいで気持ちいい。
縦走開始
ランチタイム
大峠から先は人も少なくなり静かな山が楽しめます。アップダウンを繰り返しながらイブネ台地へ向かいます。途中、尾根が細くなりルートを見失う事もありましたが、まあ何とかなるレベル。
自然林の尾根
右側が切れ落ちている
標高が上がってきた
最後の一登りをこなすとイブネ・クラシの台地に到着しました。苔の台地は日本庭園のようです。ここもたくさんのハイカーで賑わっていました。
イブネ・クラシの台地に到着
日本庭園のよう
苔の台地
左手には御在所、鎌ヶ岳が間近に見え、武平峠の向こうには伊勢湾が望めます。うーん、いい天気。ここまで8時間弱ですがメンバーはまだまだ元気です。雨乞岳をバックに記念撮影。
御在所、鎌
記念撮影
杉峠からは千草街道を辿って根の平峠まで。街道としてつけられた道だけあってアップダウンも最小で楽に歩けます。鉱山跡を眺め、紅葉を楽しみます。
杉峠
鉱山跡
紅葉がきれい
コクイ谷出合で愛知川を渡渉し、根ノ平峠への登り返しはさすがに足に堪えましたが、何とか明るい内には朝明に降りる事が出来てほっとしました。夕方になり傾いた日差しに紅葉が映えます。
根ノ代の神杉
最後まで紅葉が美しい
トレーニングがてら歩いた鈴鹿深部縦走でしたが、紅葉も美しくとても楽しく歩けました。やっぱり鈴鹿はいい山ですね。参加の皆さんありがとうございました。
<今回のコース>