どこかにカムをセットしたい
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 4名
<山域・形態>
木曽・沢登り
<コース>
林道ゲート(8:30)~樽ヶ沢・入渓(8:45)~遡行終了(13:05)~枝沢から堰堤へ~林道(13:35)~林道ゲート(15:25)
秋分の日を含む4連休は谷川岳か北アルプスへの沢遠征を目論んでいましたが、上越方面はずっと天気が悪く、アルプスも20日に寒気が入って雪かも?って予報・・。仕方が無いので初日は木曽の日帰り沢でお茶を濁します。
行先は柿其川水系の樽ヶ沢。短いですが登れる滝が多く楽しい沢です。個人的には3年ぶり5回目になりますが、今回のメンバーはお初という事で楽しんでもらいましょう。
2010年
2012年
2015年
2017年
林道のゲートを越えて、15分で入渓。アプローチの短いのがこの谷の良い所です。
ゲートを越えて林道へ
徒歩15分で入渓
樽ヶ沢に掛る橋の袂から谷に降りるといきなり小滝。シャワーを浴びながら登って行きます。
いきなり滝
シャワー全開
今回、さやかちゃんは積極的にリードを買って出ます。支点の取り方、ビレイの仕方もだんだん慣れてきました。頼もしい若手になってきた。
ビレイもしっかり
前半の核心になる20mの前衛滝はシャワーで突破。9月とは言えまだまだ気温は高いので問題なし。
20m滝の前衛滝
さやかちゃん、ここでもビレイをします。
そして前半の見せ場、幅広20mはさやかちゃんリード。左のクラック沿いを登っていきますが、カムを決める所が上手く見つからず苦労しています。
20m幅広
どこか無いかな
20m滝の上もナメ滝が続き、気持ち良く登っていけます。10mCSの滝は右から巻き。
ナメが続く
ステミング
10mCS滝(左から巻き)
次に現れる30m滝は右側のカンテをいさおさんリードで登ります。高度感はありますが、ホールドも豊富。中段で一旦ピッチを切りました。
30m滝
右からいさおさんリードで
ここからも滝が次々現れるのでどんどん登って行きます。基本、ロープを出すような難しい場所はありませんが、なべちゃんはスラブ滝の上で行き詰まってしまったのでお助け紐を出しました。
斜滝
水線を行くなべちゃん
水と戯れる
ケルンを積む
CS滝は一見難しそうですが、岩の裏に潜り込むとそれ程濡れずに登れます。3条に分かれる滝を超えると谷は平流になるので遡行終了。
CSの滝
岩の隙間から攻略
3条の滝
林道へのエスケープは伐採斜面を登っていましたが、支沢に真新しい堰堤が出来ており、その左側に歩きやすい作業道が着いていたので、今までで一番簡単に林道にたどり着きました。
令和元年製の堰堤
堰堤の左側に作業道が
容易に上がっていける
林道に上がると青空に中央アルプスがくっきり。こんな天気なら北アルプスに遠征出来たかな~なんて思ってしまいました。最初は岩倉川を下降の予定でしたが何だか寒い気がしたので林道を歩いてゲートまで。
遠征の代替えは短い日帰り沢でしたが、樽ヶ沢は何度来ても楽しい沢でした。参加の皆さんありがとうございました。