晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

木曽 樽ヶ沢 沢登り 2020.09.19

f:id:ikuyayuuki:20201008224119j:plain

どこかにカムをセットしたい


 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 4名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

 

<山域・形態>

木曽・沢登

 

<コース>

林道ゲート(8:30)~樽ヶ沢・入渓(8:45)~遡行終了(13:05)~枝沢から堰堤へ~林道(13:35)~林道ゲート(15:25)

 

 秋分の日を含む4連休は谷川岳北アルプスへの沢遠征を目論んでいましたが、上越方面はずっと天気が悪く、アルプスも20日に寒気が入って雪かも?って予報・・。仕方が無いので初日は木曽の日帰り沢でお茶を濁します。

 

 行先は柿其川水系の樽ヶ沢。短いですが登れる滝が多く楽しい沢です。個人的には3年ぶり5回目になりますが、今回のメンバーはお初という事で楽しんでもらいましょう。

 

2010年

ikuyayuuki.hatenablog.com

2012年

ikuyayuuki.hatenablog.com

2015年

ikuyayuuki.hatenablog.com

2017年

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 林道のゲートを越えて、15分で入渓。アプローチの短いのがこの谷の良い所です。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224035j:plain

ゲートを越えて林道へ 

f:id:ikuyayuuki:20201008224041j:plain

徒歩15分で入渓

 

 樽ヶ沢に掛る橋の袂から谷に降りるといきなり小滝。シャワーを浴びながら登って行きます。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224048j:plain

いきなり滝 

f:id:ikuyayuuki:20201008224053j:plain

シャワー全開

 

 今回、さやかちゃんは積極的にリードを買って出ます。支点の取り方、ビレイの仕方もだんだん慣れてきました。頼もしい若手になってきた。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224058j:plain

ビレイもしっかり

 

 前半の核心になる20mの前衛滝はシャワーで突破。9月とは言えまだまだ気温は高いので問題なし。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224102j:plain

20m滝の前衛滝

f:id:ikuyayuuki:20201008224107j:plain

さやかちゃん、ここでもビレイをします。

 

 そして前半の見せ場、幅広20mはさやかちゃんリード。左のクラック沿いを登っていきますが、カムを決める所が上手く見つからず苦労しています。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224114j:plain

20m幅広

f:id:ikuyayuuki:20201008224119j:plain

どこか無いかな

 

 20m滝の上もナメ滝が続き、気持ち良く登っていけます。10mCSの滝は右から巻き。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224124j:plain
ナメが続く

f:id:ikuyayuuki:20201008224130j:plain

ステミング 

f:id:ikuyayuuki:20201008224136j:plain

10mCS滝(左から巻き)

 

 次に現れる30m滝は右側のカンテをいさおさんリードで登ります。高度感はありますが、ホールドも豊富。中段で一旦ピッチを切りました。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224143j:plain

30m滝

f:id:ikuyayuuki:20201008224148j:plain

右からいさおさんリードで

 

 ここからも滝が次々現れるのでどんどん登って行きます。基本、ロープを出すような難しい場所はありませんが、なべちゃんはスラブ滝の上で行き詰まってしまったのでお助け紐を出しました。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224152j:plain

斜滝

f:id:ikuyayuuki:20201008224157j:plain

水線を行くなべちゃん

f:id:ikuyayuuki:20201008224202j:plain

水と戯れる

f:id:ikuyayuuki:20201008224207j:plain

ケルンを積む

 

 CS滝は一見難しそうですが、岩の裏に潜り込むとそれ程濡れずに登れます。3条に分かれる滝を超えると谷は平流になるので遡行終了。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224214j:plain

CSの滝

f:id:ikuyayuuki:20201008224218j:plain

岩の隙間から攻略

f:id:ikuyayuuki:20201008224223j:plain

3条の滝

 

 林道へのエスケープは伐採斜面を登っていましたが、支沢に真新しい堰堤が出来ており、その左側に歩きやすい作業道が着いていたので、今までで一番簡単に林道にたどり着きました。

 

f:id:ikuyayuuki:20201008224227j:plain

令和元年製の堰堤

f:id:ikuyayuuki:20201008224233j:plain

堰堤の左側に作業道が

f:id:ikuyayuuki:20201008224238j:plain

容易に上がっていける

 

 林道に上がると青空に中央アルプスがくっきり。こんな天気なら北アルプスに遠征出来たかな~なんて思ってしまいました。最初は岩倉川を下降の予定でしたが何だか寒い気がしたので林道を歩いてゲートまで。

 

 遠征の代替えは短い日帰り沢でしたが、樽ヶ沢は何度来ても楽しい沢でした。参加の皆さんありがとうございました。