晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

若狭 耳川 うつろ谷 沢登り キラキラのシャワークライム 2022.05.22

楽しい滝登り

 

 <メンバー>

鈴鹿ハイキング倶楽部 9名

suzuhaisecure.sakura.ne.jp

<山域・形態>

若狭・沢登

 

<コース>
赤坂山登山口(8:30)~うつろ谷遡行~昼食(12:10~13:05)~稜線(14:10)~赤坂山(14:25)~粟柄越(14:45)~赤坂山登山口(15:45)


 ロープワーク講習の成果を試そうと若狭のうつろ谷へプチ遠征です。ここは短いですが滝登りの楽しい沢。4年ぶり3回目の訪問です。

 

<前回の記録>

ikuyayuuki.hatenablog.com

 

 北陸自動車道から舞鶴若狭道の若狭美浜ICを降り、県道273号線を南に向かい、赤坂山の登山口に向かいます。途中、未舗装林道になるので車高の低い車は厳しいかも。駐車地には仮設トイレあり。

 

今回の駐車地

 

 駐車地から徒歩1分で入渓。すぐに表れる堰堤は右岸から巻き、しばらくは河原歩きになります。天気も良く、新緑が目にまぶしい。水量はそれほど多くはないみたい。

入渓すぐに堰堤を巻く

穏やかな谷かなと思いましたが

 

 15分ほどで最初の滝が現れました。一見、厳しそうですが釜をへつって右岸側から登れば容易です。今日は9人の大所帯なので3人×3チームに分けて登ります。昨日の練習の成果を確認するため、積極的にロープを出していきます。

 

最初の滝、トップバッターはさやかちゃん

 

 釜のへつりはおよそ腰くらい。滝身の左側の岩を登って中段ぐらいで後続をビレイします。みんな丁寧に素早くできていました。

いきなりシャワー

ロープワークを丁寧に

 次の滝は流れの右側を登り、さらに右の木の根が出ている所を乗越ます。出だしがスラブ状ですが、フリクションを信じて登ります。ここも若者たちがリード。

 

どのルートから行こうか?

ここもさやか嬢がリード

こっちもいけそうじゃね?

ちょっと厳しい・・

 次の20m滝はこの谷一番の大きさ。ホールド、スタンス豊富で右から簡単に登って行けます。練習の為、ロープを引いて後続をビレイ。何事も経験です。

 

ホールドスタンス豊富なのでたばっちもリード

中々の迫力

 

 20m滝の後も小滝が次々と現れて楽しい~。水が轟轟と流れるチムニーはなべちゃんはステミングで突破、れん君は水流に負けてしまいました。

 

なべちゃんはステミングで突破

れん君は水流に負けた~

 

 きらきら光る新緑に包まれて、小滝をどんどん超えていきます。難しい所もないので自分が何だかうまくなったような気になります。ホントにいい沢です。

 

おけい、のろっちコンビもガンバル

ちょっと休憩

その後も小滝がいっぱい

 最後の逆くの字の滝は中段の乗越が少しいやらしいのでロープを出します。水流の中にスタンスを見つけられればそれほど難しくは無いのですが、流れの中に足を入れるのに躊躇してしまいます。もちろん、全員が無事クリアです。

ラスボスの滝では熱烈なシャワー

 滝を越えたら後はのんびりと稜線を目指します。途中、日当たりの良い場所でお昼休憩です。たばっちは何故かグラビア撮影にいそしんでいます。

休憩中、なぜかポーズをとるたばっち

 昼食の後はナメを登って稜線まで。白禿の南側の鞍部に出ました。赤坂山の山頂で集合写真。琵琶湖がきれいです。

ナメを詰めると

稜線へ

母なる湖

記念撮影

 後は粟柄越から登山道で駐車地まで下山。新緑の中の気持ちのいい道でした。駐車場までは約1時間ほど。

登山道ですんなり下山

 うつろ谷は快適に登れる滝が随所に配置され、美しい森の中を楽しく遡行できるとてもいい谷でした。アプローチも下山もらくちん、初心者を沢好きにするにはもって来いの谷。また訪れたいと思います。

 

 参加の皆さん、ありがとうございました。