石水渓 石谷川遡行 2005.09.04
登攀苦戦中!
<メンバー>
グループ
<山域>
<コース>
石水渓~石谷川遡行~仙ヶ岳 白谷登山道~石水渓
あっという間に9月である。あれほどうるさかった近所の蝉もいつの間にか姿を消し、朝夕には秋の虫の音色が聞こえてくる。もう夏も終わりやな~と思っていたところに、
鈴鹿山系の人気HP
「鈴鹿樹林の回廊」 ⇒ http://www.cty-net.ne.jp/~toyo-k/
のハリマオさんから沢行きのお誘いがあった。
愛読者の一人としては拒む理由も無く、二つ返事でOKする。
しかし、自分の技量に今一自信が無く、装備に関しても「あれもいるかなー、これもいるかなー、」と考えているうちに当日を迎える。
しかし、自分の技量に今一自信が無く、装備に関しても「あれもいるかなー、これもいるかなー、」と考えているうちに当日を迎える。
何とか準備した装備は以下、
・ヘルメット(新調)
・沢足袋(釣具屋さんのワゴンセール¥2000)
・ミネルバ防水ザック(駅○アルプスで半額)
・ちょっと乾きやすい素材のシャツ
・カメラ用防水ケース(けっこう高価)
これでついて行けるか一抹の不安が残るが、あとは若さと体力でカバーだ。
・ヘルメット(新調)
・沢足袋(釣具屋さんのワゴンセール¥2000)
・ミネルバ防水ザック(駅○アルプスで半額)
・ちょっと乾きやすい素材のシャツ
・カメラ用防水ケース(けっこう高価)
これでついて行けるか一抹の不安が残るが、あとは若さと体力でカバーだ。
コンビにでおにぎりを調達し、集合場所である石水渓に車を走らせる。
集合場所の望仙荘に集まったメンバーはいずれもツワモノぞろい。人の少ないところばかりを好んで歩くハリマオさん、ハリマオさんの山仲間Tさん、草木も眠る丑三つ時から鈴鹿に出没するHさん、近畿全域が行動範囲のPさん、私の5名。ちなみに私が一番の年若である。
今日のコースの石谷川は石水渓から仙ヶ岳へのアプローチである林道の下を流れる渓谷である。
登山道は高いところを巻いており、山登りのときは完全に見逃してまうが、登山道からのぞき見た印象は滝が多いことである。
入渓は望仙荘のすぐ裏から。歩き始めて堰堤を越えるとすぐに釜を持った滝が現れる。泳ぎが得意でないメンバーの為にハリマオさんが浮き輪を準備してくれたが、なんのことは無い、真っ黒なタイヤチューブだ。昔の海の家の「貸し浮き輪」を思い出した。
天気は曇りだが気分は上々
浮き輪でGO
淵を泳ぎ、滝をよじ登る。9月にはいったとはいえ鈴鹿はまだまだ暑い。泳ぐのもシャワークライミングも気持ちいい。途中、白糸の滝で休憩。さすがにこの滝は巻く。
シャワーも爽快
白糸の滝
天気予報では天気は下り坂なのだが、今日のメンバーの日頃の行いがいいのか空がだんだん明るくなってきた。階段状の滑滝を越えると深い釜を持った滝が現れる。登れるもの、巻かなくてはいけないもの、泳いだり、石を飛んだり、変化に富んだ楽しい沢登りである。
だんだん明るくなってくる。
だんだん明るくなってくる。
頂礼井戸の滝を初めたくさんの滝が現れる。あまりに多い為、私などは遡行図から現在位置を同定するのも困難である。とりあえずみんなから遅れないように重い体を持ち上げ、ついていく。
頂礼井戸の滝
階段状の滝
途中、チョックストーンの脇を流れる小滝を越えるのに苦労した。みなさんは手がかり足がかりを上手く使って登って行くのだが、私の場合どうも上手く行かない。手足の長さも変わらないし、力も私の方があるはずだ。これが技術の差なのか・・・結局、スリングで補助してもらい何とか超えることが出来た。
ここを越えるのが難しかった。
ここから先も深い釜を持つ数メートルの滝が続く。美しさに見とれる余裕も無く、それなりにルート読みを試みるが、やはりみんなについて行くだけとなる。まだまだ修行が必要だ。
七つ釜でジャグジー風呂気分
白雲の滝(巻いた)
これは泳いで取り付く
やがて、一枚岩の上を流れる滝に出くわした。ここは滝の左側の窪みを登るのだが、先頭を行く我らがハリマオ隊長も苦労している。当然あとに続く我々は補助を得ながら登る。ここでも修行の必要性を強く感じる。
ハリマオさんも苦戦
白雲の滝を越え、チョックストーンで塞がれた長い廊下帯を越えるとあとはこれといった見せ場は無い。
仙ヶ岳への登山道と川の交差するところで沢登りはお開き。登山道へあがり、巻き道を石水渓へと下る。
2段7mの滝(美しい)
最後の見せ場
登山道へ戻り、石水渓へ下って行く。途中きのこを探してみるが、見つかるのは見た目にも恐ろしい毒キノコばかり。まだ季節が早いのか。
今回は天気、コースだけでなくメンバーにも恵まれた良い山行だった。夏の終わりの一日に貴重な体験が出来た。
誘っていただいたハリマオさん初め、同行いただいたメンバーの皆さんに感謝。