鈴鹿 紺屋谷から宮指道岳 沢登り 2011年沢納めは師走沢 2011.12.04
もう紅葉も終わり・・
<メンバー>
山仲間 2人
<山域、形態>
<山域、形態>
<コース>
小岐須山の家~小岐須渓谷~屏風岩~大石橋~大岩谷~紺屋谷~小岐須峠~宮指路岳~東海展望~ケヤギ谷道~大石橋~小岐須山の家
2011年の沢納めは11月の間に終わらせるつもりだったのだが、なんだかんだで12月になってしまった。それでも今年の秋は暖かいので気分的にはまだまだ大丈夫。土曜日は暖かかったが雨が降ったので日曜日に変更した。
典型的な冬型の気圧配置。三重県北中部は晴の予報でも鈴鹿の山の上は鼠色の雲がすごいスピードで駆け抜けて行く。小岐須山の家の駐車場で準備をしていると雨もぱらついてきた。ヤレヤレ。でもどうせ濡れるので余り問題にはならない。
小岐須山の家からすぐに河原に降りて入渓。少し歩くといきなりゴルジュに行く手を阻まれる。まさか泳ぐ訳にはいかないので際どくへつって越えて行く。大石橋まで林道を歩いてもよさそうな気がするがこのゴルジュはEちゃんのお気に入りなのである。
いきなりゴルジュ
ドボンは許されない
堰堤を巻く為に一旦林道まで上がり、再び入渓谷。この辺りは丁度紅葉が見ごろのようだが昨日の雨でかなり落ちてしまった模様。ちょっとした淀みや岩の上に紅葉の葉が落ちているのが美しい。時に白い石灰石に楓の葉が貼り付いているのは何だか作り物みたいだ。
水に沈む落ち葉
紅葉もも終わり・・
続いて現れる屏風岩は前半のハイライト。両岸が絶壁になっているので濡れずに越えるには右の大岩と壁の隙間を登って行かなくてはいけない。Eちゃんは見事なムーブでクリア。私は体がツカエテしまって苦労しながらクリア。
屏風岩
華麗なムーブのEちゃん
振り返る
指さし岩を過ぎキャンプ場が現れると再び林道に上がり、今度は大岩谷に入る。林道を歩き、堰堤を越えると穏やかなナメが現れる。ここはいつ来ても気持ちいいなあ。
指さし岩
癒しの渓
大岩谷に入る
浅瀬ではジャバジャバと水の中を歩いて行く。水温は思ったほど低くは無く、今日ぐらいの気候ならまだまだ行けそうやなあ、なんて話をしながら小滝を越えて行く。コケ滝では水流の中を登る。
小滝が続く
コケ滝
今年最後のシャワー?
大岩谷に入ってから最初に現れる分岐が紺屋谷だ。初めは直線的な平流でほとんど何も無い谷だが、いきなり8mの直瀑が現れる。登れそうにないので右からバンドを利用して巻き上がる。
紺屋谷8m滝(右から巻き)
明るい谷
次に現れたのはチョックストーンの滝が行く手を阻む険悪なゴルジュ。Eちゃんは何を思ったかジーとルートを探っている。こんなの行ける訳ないやろ・・。ここは少し戻って右のルンゼを登り、傾斜が緩くなったところをトラバース。行きあたったルンゼを下ると大きな滝の落ち口に出た。チョックストーンの滝の奥にこんな滝があったんだ。
ゴルジュ(右から巻き)
上から覗く
そこから上も小滝が現れ、楽しく登って行くがやがて徐々に水流は細くなり、小岐須峠からの登山道と並行するようになる。このまま登山道をたどってもいいのだが、今日は沢納めなので最後まで谷を詰める事に拘る。
そこから上も小滝が現れ、楽しく登って行くがやがて徐々に水流は細くなり、小岐須峠からの登山道と並行するようになる。このまま登山道をたどってもいいのだが、今日は沢納めなので最後まで谷を詰める事に拘る。
その上も楽しい滝
源流の雰囲気
まだ楽しめる
登山道が横切る
泥壁を越え、ヤブを漕ぐとようやく県境稜線にたどり着いた。忠実に谷を詰めたつもりだったが小岐須峠を少し外していた。
最後まで谷に拘る
小岐須峠に到着
帰路は久しぶりの宮指路岳に寄り道しケヤギ谷路を下る。途中、すっかり葉を落とし、冬の趣を見せている入道ヶ岳、仙ヶ岳、野登山などの南鈴鹿のオールスターを見ながら下山した。
入道ヶ岳
馬乗り岩
犬返しの険と仙ヶ岳
野登山
これで今年の沢は終わり(のつもり)。32回(内泊まり4回)は悪天候に悩まされながら我ながらよく頑張ったと思う。(同行頂いた皆さんどうもありがとうございました。)
来年はさらなる飛躍の年になるように、冬の間はじっくりと基礎体力の向上に努めたい、さあ、どんなシーズンになるのか今から楽しみだ。(気が早い)