晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

鈴鹿セブンマウンテン縦走サポート1 2017.04.15

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雨でも大丈夫


<メンバー>
サークル 7人(三池岳)、5人(根ノ平)

<山域、形態>
鈴鹿 ハイキング

<コース>
八風キャンプ場(8:00)八風峠(10:15)~三池岳(103013:00)
~八風キャンプ場(14:30)

~車移動~

朝明(1530)~根の平峠(1630) 泊

<天気>
晴れ一時雨

 サークルで鈴鹿セブンマウンテンを一気に縦走しようという企画が今年も持ち上がった。藤原岳から入道ヶ岳まで、鈴鹿セブンマウンテンをつなぐコースタイム24時間のロングコースを2.5日かけて歩くハードな縦走だ。でも食事やテントはサポート隊が荷揚げしてくれる(しかも食事の準備も)という大名登山、実は2015年はサポートしてもらった立場なので今回はみなさんのお世話に回る。

 まず最初のサポートは三池岳で昼食提供。金曜日の夜に藤原山荘まで上がり、土曜日の早朝に県境稜線を南下してくる縦走隊を三池岳で待ち受けるのだが、丁度昼食んのタイミングで前線通過の天気予報。縦走隊は出発してしまっているので雨でも食事が摂れる準備をして八風キャンプ場をスタートする。

 八風街道は2008年の集中豪雨で下部は崩壊してしまったが、少し登ると往時の面影を残している。

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石地蔵

 出発から2時間ほどで八風峠に到着。三池岳で昼食場所を探しているとどんどん雲行きが怪しくなって来たので急いでタープを張る。この辺は沢ノボラーの腕の見せ所だ。

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三池岳

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タープ設営

 タープを張って食事の準備をしていると雨がザーザー降ってきた。縦走隊は定刻通りだが合羽を着てずぶ濡れで登場。さっそく屋根の下に入ってもらい食事(にゅうめんとおにぎり)を振る舞う。

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屋根があれば安心

 一時、縦走はここで撤退かとの意見も出たが前線はすぐに通過するので行ける所まで行ったら?と背中を押す。結局、タープの下で1時間ほど雨をやり過ごした後、縦走隊は無事出発。

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縦走隊+サポート隊

 我々も後片付けをしてすぐに下山。歩きだすと雨もすぐに止み、晴れ間も出て来た。これなら縦走隊も大丈夫だろう。

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八風峠の鳥居

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雨も上がった

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晴れて来た

 八風キャンプ場についたら急いで車に乗りこみ、次は朝明に向かう。次のサポートは今晩の泊池である根ノ平峠にテントと食事を荷揚げ。うーん、忙しい。

 朝明キャンプ場では根ノ平サポート隊が既に待ってくれていた。テントと食材を詰め込んだザックはさすがにずっしり重い。明るいうちに下山しないといけないメンバーに先行してもらいゆっくりと歩いて行く。

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伊勢谷を登って行く

 根ノ平峠までは1時間と少しのコースタイムだが、既に三池岳に登った後なのでさすがに疲れる。キャンプ地に到着後、Tっぷるちゃんに鍋を作ってもらっている間、テント設営とまき集めをして縦走隊を待つ。何だかヒマラヤ登山のシェルパか営業登山ツアーのガイドになった気分だ。
 
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焚火と食事の準備

 ちょうど鍋が出来上がったタイミングで縦走隊が静かに到着。歓声が上がるかなと思ったけど相当疲れているのだろうか。
 
 下山しないといけないメンバーは鍋を一緒に食べずに下山。ちょっと残念だなあ。さあ鍋を食べようかという時に雨が降り出したので縦走チームは5テンに入ってもらう。前回の反省を踏まえ鍋の食材はたっぷりあったけどみんな疲れているようで食が進まないようだ。仕方ないのでサポートメンバーでがんばって食べる。
 
 縦走隊のTよっさんがいつものように食べながら寝落ちしてしまった。明日もがんばらないといけないので他のメンバーも早々に寝てしまう。
 
 いつの間にか雨も上がったので焚き火をしながらのんびり過ごす。なんだかやっと落ち着けた気がする。
 
つづく