晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

内部川 中ノ谷 雨中シャワー三昧 2014.06.07

イメージ 1

なかなか上手いもんだなあ

<メンバー> 山仲間 2名

<山域、形態> 鈴鹿 沢登

<コース> 宮妻峡P(9:05)~南中谷橋・入渓(9:30)~中ノ谷~県境稜線(12:30)
    ~昼食(12:40~13:40)~岳峠(14:00)~カズラ谷道~宮妻峡P(15:00)


<天気> 曇り時々雨

 今年は梅雨入り宣言が早かったが、しっかりとした雨は降らない天気が続く(梅雨前線はまだまだ南に下がったまま)。日曜日は初心者沢の元越谷の予定だったが武平トンネルが通行止めなので三重県側のカズラ谷に変更を考えた。しかし、下山に使うカズラ谷道は激ヒル地帯。はたして初心者が耐えられるかどうか確認する必要がある。そこで前日に宮妻峡基点の沢を偵察する事にした。合わせて新調した沢靴(モンベルのサワートレッカー(R))の試運転も兼ねてみる。

 天気予報は曇り時々晴れだったが、車から降りて感じる空気はとても湿っぽい。準備をして林道を歩いていくとぽつぽつと雨が降り出した。まあすぐに濡れるのでまあいいか。

 橋の横から入渓し堰堤を巻くと直ぐに最初の滝が現れる。今回はNちゃんとのロープワークの練習も兼ねているので、笛での合図を確認してトップで登る。

 滝の上でビレイの準備をし、笛で合図して登ってくるのを待っていても一向に登ってくる気配が無い・・。最初は支点にとったカムが外れないのかと思っていたが、下で「登ってきて良し」の合図を待っていたらしい。どこで手順が抜けたのか・・慣れるまでなかなか難しいなあ。

http://art6.photozou.jp/pub/433/115433/photo/206033301_org.v1403507892.jpg
最初の滝、ここでロープワークの練習

 しばらくはゴーロが続くので新しい沢靴のフリクションを確かめながら歩く。結論からいうと中ノ谷のような粒子の粗い花崗岩の谷ではフェルトよりも良好なフリクションが得られる。フリクションというよりグリップといった方がいいかも知れない。何だか歩くのがずいぶんと簡単になった気がする。ゴルジュに入る手前で小休止。


 溝状滝をサクッと越え、核心の6m滝はNちゃんのリード。ずぶ濡れになりながらうまく登っていった。私も続くがラバーソールの効果は抜群で前よりも簡単に登れてしまった。
北中ノ谷との出会いを越え、岩間滝も難なくクリア。その後に現れる滝も全てフリーで直登する。登るだけならNちゃんはまったく問題ないなあ。










 最後の白い滝を越えると後は崩壊した岩で埋まった谷を稜線まで詰めるだけ。丁寧に地図を読んで屏風岩の基部を目指す。急なザレた斜面を何とか登ると鎌尾根の登山道に飛び出した。





 鎌ヶ岳に向かって少し歩き、眺めのいいところで昼食休憩。ちょうどガスも晴れてきて鎌ヶ岳がくっきり見える(なんと頂上に登山者も見える)。

 鎌ヶ岳はパスして岳峠からカズラ谷道を駆け下る。歩いている時は分からなかったが駐車場に戻ってスパッツを外すとヒルが数匹出てきた(献血は無し)。

 明日は初沢メンバーもいるのでやっぱりこのルートはやめておこうと。うーんどこにするかなあ。