晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

神埼川 赤坂谷からツメカリ谷 夏の恒例遡行 2014.07.21

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やっぱり飛び込みます

<メンバー> 鈴鹿ハイキング倶楽部 8+1名

<山域、形態> 鈴鹿 沢登

<コース> 神埼川林道G(7:55)~神埼川発電所・入渓(8:30)
    ~仙香谷出合(9:30)~赤坂谷出合(11:30)~大滑・昼食(11:55~12:55)
    ~乗り越し開始(13:05)~ツメカリ谷(14:05)~ツメカリ谷出合(14:50)
    ~本流~林道にあがる(16:45)~林道G(17:50)

<天気> 晴れ

 海の日の三連休、最初は北アルプスへ残雪の山歩きだったが、天気予報の悪化と家庭の事情で急きょ沢登りへ予定変更。コースは数年前まで恒例行事だった、赤坂谷からツメカリ谷の周回。急きょの企画にも関わらず、8人のメンバーが参加してくれた。

 神埼川林道のゲートは相変わらず閉められたままなので歩いて入る。発電所へ向かう橋を渡り、発電所を過ぎた所から入渓。すぐに淵が現れたがみんなサクッと泳いでいってしまった。(せっかくロープだしたのに)




 ゴーロをしばらく歩いて仙香谷(赤坂谷)出合。最初のちょっとしたゴルジュでへつりや小滝登りを楽しむ。



 ほどなく前半の見せ場、大きな釜を持った8m斜瀑が現れる。寒がりのNちゃんは釜を左からへつって極力濡れないように超えた。他のメンバーもそれに倣ったようだが、ここは泳いで取り付くのが作法。私はちゃんと泳いで突破する。



 8m斜瀑上の滝も今日は水量少なめで簡単。左のバンドからロープで補助すること無く、滝身の左側を超える。


 前半の核心を超えると谷は荒れ、少し冗長な感じになる。ゴーロ地帯を頑張って通過し、赤坂谷出合いを右に進むと大滑に到着。ちょうどいい時間なのでここでお昼にする。今日は久しぶりの沢ソーメン。具材もたくさん持ってきてもらったので久しぶりに豪華な昼食になった。






 お腹がいっぱいになったら遡行再開。滝を2個ほど通過した枝沢から乗り越しにかかる。ちょうど誰かが積んだケルンが目印になっていた。今回の乗り越しルートはツメカリ谷の下降を核心飲みにする為に、比較的下流からの乗り越しになる。

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お腹もいっぱいになったところで遡行再開



 この辺りは山仕事で使われた道跡が縦横無尽に走っているので慎重にルートを読む必要がある。通過するカラト峠には作業小屋跡がありビールケースが散乱している。小一時間かかってドンぴしゃで簾滝の上に出ることができた。



 簾滝からは飛び込みの連続で本流まで下る。この辺りは後半の核心ともいえる面白ゾーン。ただ、飛び込む際には、そこに岩や木が沈んでいないか、十分に確認が必要だ。


スダレ滝



ここも飛ぶ


 本流以降は流れに乗ってぷかぷか下っていく。S字峡も当然中央突破。ライフジャケットを付けていると安心だ。




水中メガネも重要だ

 最後までダイブを楽しんだらいい加減寒くなってきたので遡行終了。林道までの急斜面を這い上がり、後は林道を歩いてゲートまでてくてく歩く。これが結構長かったなあ・・。





 グループでは3年ぶりの赤坂谷~ツメカリ谷周遊。この界隈で完成度の高いコースで今回も楽しめた。ここはやっぱり盛夏にたっぷりと水遊びを楽しむのがいいと思う。参加された皆さんありがとうございました。