晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

遠征敗退記 御嶽山(の予定だった) -2006.06.11 曇り時々雨‐

今回は映像はアリマセン


<メンバー> 単独

<山域> 御嶽山

<コース> 名古屋~中津川~下呂濁河温泉車中泊~(雨)~下呂~名古屋


入梅したにも関わらず、土日は何とか雨は降らないような天気予報。今年はアルプス遠征も計画しているのでまずはオーバー3000m以上と10時間歩行に慣れておく必要がある。

しかし、あいにく、土曜日は会社の用事で昼間はつぶれる。
ここで考えた。日帰りが可能な3000m級で比較的アプローチが簡単な御嶽に行こう。
田の原ルートは以前に何回か行ったことがあるので、岐阜方面から登ろう。

愛車の軽ワゴン(660cc)に荷物を載せ、御嶽山ふもとの温泉地、濁河温泉に向かう。

さすがに足回りが貨物車仕様のダイハツアトレーは高速道路ではラジオの音が聞こえないほどのエンジン音。距離にストレスからの疲労が比例するドライブになるが仕方が無い。
中津川から下炉へ向かい、飛騨小坂からすずらん高原経由で濁河温泉に向かう。

さすがに標高1800mの温泉街が、山間の秘湯の雰囲気。ひとふろ浴びてのんびりしようかと考えていたが、到着したのは午後8時過ぎ。共同浴場も締まっていた。

あとは寝るしかないので、車の後部席をたたみ、荷台を広げて寝ることにする。
起床は3:30分の予定。

荷台の硬い床に辟易しながら、寝たのかどうかわからない夢うつつ状態で目覚ましに起こされるが、なんだか車の屋根を叩く音がする。

雨だ・・

日の出前に上り始め、日の出を写そうとたくらんでいたが、早速計画はパーだ。
合羽を着て登る手もあるが、ラジオの天気予報は午後から雷雨の可能性を報じている。
15分くらい悩んだが、いくら御嶽でも未踏の3000mを、単独でガスの中を歩く気にはなれず、
撤退することにした。

靴に紐を通すまでも無く、車で昨夜来た道を引き返す。
名古屋に着いたのは午前7時ごろ。

往復400km以上を走り、硬い床に寝て、山に登れずじまい・・。

なんとも不完全燃焼でダメージの大きい、今回の遠征だった。
情報収集と天気の読みは確実にというのが今回の教訓。

次回は花の時期に仲間を案内しよう。