晴山雨読記 Vol2

沢登り、雪山、時々山登りの備忘録

御嶽山 親子三人で秋晴れの一万尺へ 2011.10.16

もう少しでゴール

 

<メンバー>
おかん、Uちゃん、私(3名)
      
<山域、形態>
御嶽山、ハイキング

 

<コース>
御嶽ロープウェイ飯盛高原駅~女人堂~石室山荘~剣ヶ峰(ピストン)



【序】
 去年の7月、おかんと白山に行った折、「高い山の紅葉はきれいやで~、今度つれてったるわ」と言った約束を果たす為、御嶽山に出かける事にする。せっかくなので山の中の一夜を経験させてやりたいなと思い、小屋の予約までしたのだが土曜日は見事に雨だ(そういえば屋久島も雨、白山はガスガスだったなあ)。
 
 仕方が無いので小屋はキャンセルしてふもとのペンションで一泊する計画に変更、1日目は中津川の蕎麦と妻籠宿観光を楽しむ事にする。今回は久しぶりにUちゃんも一緒だ。

 

妻籠宿観光(その1)

妻籠宿観光(その2)

妻籠宿観光(その3)

妻籠宿観光(その4)



【本編】

 

 夜半まで激しい雨と風でどうなる事かと思ったが明け方には雨は止み、今日は登山日和になりそうだ。紅葉は御岳湖のあたりが丁度見ごろを迎えており、山の紅葉は残念な事になりそうだ。でも青空があればいいだろう。

 おかんの希望で田の原ではなく黒沢口に向かう。ロープウェイの始発(8:00)に乗り込み、いっきに2150mまで。丁度雲が切れたところで朝日がまぶしい。

 

雲が下に

 

 ロープウェイ駅から女人堂までは樹林の中を歩くがガスが降りてきて何も見えない。おまけに紅葉もさっぱりでちょっとおかんには申し訳なかったかな。途中、覚明行者小屋が開いているのを初めて見た。

 

行者小屋

うーん、ガス

 

 エアリアコースタイムとほぼ同じ位で女人堂に到着。予想通り紅葉はさっぱりでナナカマド、ダケカンバなどはすっかり葉を落としてしまっている。ただ、登り始めるとガスが晴れ、御嶽山の雄姿がドーンと目の前に広がった!やっぱりかっこいいなあ。

 

御嶽山の雄姿

 

 おかんも密かにトレーニングしていたようでほぼコースタイム通りに順調に高度を上げて行く事ができる。おまけに山が久しぶりのUちゃんも元気に歩いている。どうやら時間の心配はしなくても済みそうだ。後ろには中央アルプスが雲の間から覗き、右方には継子岳がどんどん近くなってくる。やっぱり高い山は景色がいい。

 

中アが見えた

継子岳

まだまだ元気

 

 ハイマツ帯を越え、岩ゴロゴロの領域に入ると慣れていないのか、おかんはさすがに歩き難そう。それでもだんだん大きくなってくる9合目の山小屋を目標に頑張って歩いて行く。

 

岩ばっかり

登ってきたねえ

とりあえずあの建物まで頑張ろう

ちょっとへばってきたかな?

 

 まだ営業していた石室山荘は中を通過させてもらい、覚明堂を越えると山頂まであと一息。十字路を越え二の池を横目で眺めながら剣ヶ峰を目指す。

 

もう一息

小屋が下になった

二の池

剣ヶ峰を目指す

 

 頂上山荘の辺りまでくると田の原から登ってきたハイカーでごった返している。今はやりの山ガール、山ボーイもいっぱいでついついよそ見をしてしまう。最後の階段を登りきるとついに頂上に到着だ。オメデトウ!。でも写真を撮る前にへたり込んでしまった。

 

雲に浮かぶ王滝頂上

最後の石段

御苦労さまでした

 

 たくさんのハイカーの合間を縫って記念撮影をした後、頂上からの景色を楽しむ。雲が上がってきて雲海になっている。喜んでもらえただろうか?

 

頂上やで~

雲海

一の池(噴火口)

 

 昼食は小屋の陰でカップウドンとお握りの昼食。さすがに3000mは風が冷たくウドンもあっという間に冷めてしまう。お腹がいっぱいになったら登って来た道を下山。おかんは登りよりも下りの方が苦手のようで、かなりしんどそうに歩いていたがそれでも何とかロープウェイ駅に着く事ができた。帰りのロープウェイの窓からはきれいな紅葉が見えた。

 

田の原からのハイカ

紅葉はロープウェイより下が見頃だった・・

 

 天気のおかげで、山で泊まる事は叶わなず紅葉も外してしまったが登った日の天気が良かったのは何よりの救いだった。おかんも思ったよりも歩く事ができたので次は泊まりの山に挑戦させてあげたいなあ。次は槍かな?でもアルプスの山小屋は混むしなあ・・。

 

終わり