北アルプス 涸沢スノーリゾート?② 2021.05.03-04
登れなかったけど、いい景色がみれました
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 3名
<山域・形態>
北アルプス・積雪期登山
<コース:2日目>
涸沢ヒュッテ(8:30)~本谷橋(9:25)~横尾(10:15)~徳沢(11:20~11:50)~上高地(13:30)
雪は夜半まで降り続け、風は未明まで強くテントがバタバタしてよく眠れませんでした。かけていた目覚ましに気付かず、起きたのは4時過ぎ。外を見ると北穂に向かっているヘッデンが4つ、奥穂に1つありました。
昨夜の雪の状況も分からず、気温が上がると雪崩れリスクも増えるこの状況でピークを目指すのは得策では無いと2度寝を決め込みます。次に起きたのはモルゲンロートを見ようと多くの人が外に集まりだしてから。
朝の涸沢カール(デブリが見える)
こんな天気でも良くこれだけの人がいるもんだと思う位、たくさんのギャラリーがカメラを構えて山がピンクに染まるのを待っています。しかし、残念ながらモルゲンロートは不発に終わりました。
我々も朝食を摂ってからのんびり景色を眺めます。奥穂を目指した人は途中で断念して下りてきたようです。北穂を目指した4人は無事上まで上がれたかな。
奥穂を目指した人は断念して下りてきたようだ
モルゲンロートを見に集まった人々
前穂北尾根
5.6のコルの上に月が
明るくなって改めてカール内を見渡すと4/29の雪崩の規模が分かります。県警の人の話では発生した直後はデブリがテン場境界を示す柵をへし折って押し寄せ、高さ5m位の雪壁になったそうです。デブリの上に乗って記念撮影。
テントのすぐ横の雪壁がデブリ
デブリに乗って記念撮影1
デブリに乗って記念撮影2
デブリとテント(被害が出なかったのが不思議)
登れなかったザイテングラートをバックに記念撮影をしたら下山します。振り返ると恨めしいほどの青空が広がっています。また来ましょう。
3人で記念撮影
これが昨日だったらなあ・・・
雪の下りは早く、涸沢ヒュッテから横尾までは2時間弱。途中、木にテントが引っかかっていました。(持ち主はどうなったんだろう)横尾から徳沢まで頑張って歩き、徳沢園でランチ。徳沢のキャンプ場はたくさんのテントで賑わっていました。
木に引っ掛かっていたテント
徳沢園
カレー
ピザ
チャーハン
徳沢から上高地まではザックの重さに耐えながら我慢の歩き、普段のGWのような賑わいの中で〆はソフトクリームでした。
岳沢
〆はソフトクリームで
天気の悪い中、何とかアルプスに出かけてみましたが雪景色を見に行っただけで終わってしまい、メンバーには申し訳なかったかな。
でも個人的には家でゴロゴロするよりも山の空気が吸えてすっきり出来ました。ロープ、登攀具、幕営装備を背負って登りも久しぶりだったのでいいトレーニングにもなったという事にしておきます。次は涸沢ベースで色んなバリルートを楽しめればよいですね。
参加の皆さん、ありがとうございました。