台高 釜ノ公谷 沢登り 2020.09.21~22 ②
クライマックスの50m滝は雨の中
<メンバー>
鈴鹿ハイキング倶楽部 4名
<山域・形態>
台高・沢登り
<コース>
2日目:泊地(7:00)~50m滝下(12:30)~稜線(14:40)~三津河落山(15:15)~川上辻(16:00)
2日目は朝7:00に出発。今日も晴れの予報のはずですが何だか曇っています。いきなり泳がなければいけない釜が出てきます。まささんは元気いっぱい泳いでいます。忘れないうちに集合写真。
朝一から泳ぐ
集合写真
その上の滝、下部は右岸の残置ロープから巻き、上部は微妙な斜度の登攀。靴のフリクションを信じて登ります。
右岸の残置ロープで巻く
際どい登り
次ぐ次と現れる滝を積極的に水に浸かりながら越えて行きます。滝の規模の割りに釜が大きいのがこの谷の特徴。
ここも釜がでかい
水線を攻めます
水流を横切りたいが無理・・
滝がいっぱい
両岸が切り立った10m滝は左岸のルンゼから巻いてテラスから懸垂下降で超えます。ここのルンゼからのトラバースが一番怖かった。
何だか手強そう
左岸を巻いて懸垂下降
2条8mは滝下を潜って突破。もう9月も下旬なので水を被るのは最小限にしたいのですが仕方ありません。
2条8mは
滝の下を潜る
谷の傾斜がだんだん強くなってきて滝もまだまだ出てきます。CSの15m滝は左岸を高巻き。2段になったナメ状斜滝は下段は右岸を登り、上段のナメは滝を横切って突破します。
CSの滝は左岸巻き
だんだん傾斜が立ってきた
ナメ状の斜滝
下段は右岸から登り上段はトラバース
この辺りからポツポツと降っていた雨が本降りになってきました・・。谷が右に折れている処で大岩を回り込み、ツルツルのルンゼを登るとこの谷のクライマックス50m滝の下に出ます。
大岩を回り込んで
ツルツルのルンゼを登ると
50m滝下に到着
本来なら下部の斜滝を登り、谷を横切って左岸から巻くのだけど雨が強くなってきたので濡れるのが嫌になってきました。樹林の下で昼食をとってから、右岸の斜面を巻き上がる事にします。
雨が強くなってきました
右岸から巻き上がります
途中、藪や嵓に行く手を阻まれないかドキドキしましたが、思ったよりも困難も無く笹の稜線にたどり着きました。
ガスの稜線に上がる
しかし、稜線に上がれば雨や風を遮ってくれるものが無く、ワークマンの合羽では辛くなってきました。寒さに震えながら三津河落山を通過。
三津河落山
こんな天気にも拘らず、鹿よけネットの設置作業をしている人たちのハンマーの音が聞こえます。我々が歩いているとトロッコに乗って引き上げて行きました。(残念ながら乗せてもらえませんでした)
トロッコが走る
笹の中の踏み跡を辿って行くといつの間にか川上辻に到着。昨日はたくさん停まっていた車も今日は1台もありません。
鹿よけ柵を辿って川上辻へ
雨の中、何とか着替えてようやくひと心地着きました。晴を狙って日程を決めたのに雨に降られるなんて・・。
天気の読みが裏目裏目に出た4連休でしたが、歯ごたえのある泊まり沢に行けましたので良しとしましょう。でも来年こそは谷川の沢に行きたいなあ。
参加の皆さんありがとうございました。