夏山救助訓練 H22.07.11 曇/雨
S県岳連主催の夏山救助訓練に参加してきました。
場所は御池岳の麓、大君ヶ畑の小学校跡にある体育館。
講師は大阪と京都からその道のエキスパートを招いているようです。
でも、受講者の80%は県内の消防レスキューチーム。
彼らは普段、ちゃんと訓練をうけているのではないのかな?
まずは屋外で支点の取り方の基礎講座です。
メインロープを使った流動分散の取り方。
流動分散
続いて、河原に下りてブッシュを利用した支点の取り方。これは参考になりました。
でも、この辺りヒルがウヨウヨいるんですよね~・・。
その次は1・3荷揚げシステム。これはレスキューの世界では常識のようで、余りくわしく解説されなかった。今度実際にやってみよう。
1/3荷揚げシステム
続いて、チロリアンブリッジの作り方。でも、滑車やレスキュー用の道具をいろいろ駆使してのやり方だったので、あまり登山者向きではなかったなあ。こんなの持って山へ行く事ってあまり(めったに)ありませんからね。
チロリアンブリッジ
昼からは雨が降って来たので体育館で実際にチロリアンブリッジを用いての救助訓練。この辺りになると完全のレスキューの人たちの為の訓練になってしまっていた。我々(登山者チーム)は見てるだけ~。
実際に吊りあげます。
動画1
体育館の梁を支点にとって行いましたが、ミシっと音がしたので二人吊りあげるのは断念したそうです。レスキューって厳しいなあ。
お次は応急処置、タンカでの搬送訓練。ツエルトを使った簡易タンカの作り方は参考になった。
応急処置の方法
ツエルトを使った搬送
ラストは実際にヘリを呼んで、被災者のつり上げ訓練。間近で見たヘリコはカッコいいなあ。ホバリングはかなり難しそうだった。
ヘリが飛来
ホバリングして負傷者を収容
動画2
ヘリの音に住民の方々(おばあちゃんばっかり)も見物に飛び出してきた。「雨の中、御苦労さま」と言われてしまった。
見物のおばあちゃんたち
今回、プロの救助技術を実際に見る事が出来、勉強にはなったが、登山者の為の救助訓練にはなっていなかったなあ。(講師の方もやり難そうだった)
まあ、決して無駄だったわけではありませんので、この中の技術のいくつかは実際に練習してみようかと思っています。
みなさん、お疲れ様でした。